記録が残っているきっぷが、あの時の気持ちを運んでくれる

記録が残っているきっぷが、あの時の気持ちを運んでくれる

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鉄道で移動する際、近距離の場合はICカードを使うようになった。自動改札機にピッっとするだけ。事前にチャージしておけば、きっぷを買う手間を感じさせない。中にはクレジットカードと連動していて、オートチャージをしてくれるものも。

利便性と引き換えに、無くなっていくものがあるのも事実。手元にきっぷが残らなくなってしまった。フィルムカメラ全盛期、旅行先で撮った写真と一緒にアルバムに挟んであったきっぷや入場券。そんな思い出はずいぶんと過去のものになってしまったようだ。

新幹線のICカード乗車

一方で、手元に残る仕組みもできた。それが東海道山陽新幹線のICカード乗車。EX-ICで乗車すると、入場時に座席番号が書いたものが発行される。

通常のきっぷであれば、出口で回収されてしまうが、EXご利用票は持ち帰ることが容易だ。もちろん、普通のきっぷも窓口にお願いすれば、無効印と穴あけ処理をして、お土産にしてくれる。

青春18きっぷは、入場駅が載る

また、青春18きっぷであれば、入場した日と駅を知ることができる。

例えば次のきっぷであれば、

  • 名古屋駅で購入
  • 7月30日…名古屋駅
  • 8月5日…名古屋駅
  • 8月12日…名古屋駅
  • 8月28日…金山駅
  • 9月10日…東京駅

となるのだ。

JR北海道でも買ってみた

青春18きっぷは、右下に購入した駅名が載る。今回はJR北海道の駅で購入。きっぷにうっすらと模様が入っているのだが、「北」と書いてあるのはJR北海道仕様。JR東日本なら「E」、JR東海なら「C」、JR西日本なら「W」の文字が確認できる。

誰かの旅を楽しめるかも

中にはチケットショップなどで購入する方もいるだろう。そうすると、以前の持ち主がどこの人だったか、どこら辺で利用したのか。なんて思うこともできる。

余分なものを持ち帰らないように、そんな気持ちはあるけれど、とりあえずきっぷは持ち帰ってしまう派。記事を書くときの参考にしたり、精算時の助けになってくれるけれど。

自分がやってきたことの引き換えみたいな、そんな気がしているのだ。

これからは、ますますチケットレス化が進み、手元に残らないようになるだろう。それはそれでしょうがないけれど、もう少しだけきっぷを手に取って眺めていたいものなのだけど。