京都鉄道博物館の混雑はどれくらい?平日ならビックリするくらい快適!

京都鉄道博物館の混雑はどれくらい?平日ならビックリするくらい快適!

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京都鉄道博物館

2016年4月に京都市下京区にオープンした京都鉄道博物館。西日本で屈指の規模を誇る鉄道の博物館だ。

オープンしてから2年半経った平日の午後、関西方面へ行く用事があったので立ち寄ってみた。館内は新しく広い、平日の午後ならゆっくりと展示物を眺めることもできたのだ。全3回に渡ってお送りする。

施設概要

名称…京都鉄道博物館
住所…京都市下京区観喜寺町
開館時間…10:00~17:30(※入館は17:00まで)
入館料金…一般1,200円、大学生・高校生1,000円、中学生・小学生500円、幼児(3歳以上)200円、その他割引等有り
休館日…祝日を除く毎週水曜日、年末年始
公式HP…http://www.kyotorailwaymuseum.jp/

入場券はICカードでも購入できる

平日の午後、券売機に待ち列ができることもなくスムーズに館内へ。東京の地下鉄博物館のようにきっぷの券売機ではない一般的な券売機だった。もちろんICOCAをはじめとしたICカードでの支払いも可能だ。

まず始めにチェックするのは、開始時刻が決まっているアトラクション

館内に入ってすぐのところにあるのは

  • 鉄道シミュレータの抽選時刻
  • 鉄道ジオラマ運転時間
  • SLスチーム号運転時刻表

アトラクションによっては、時間が決まっているので、どのタイミングで見に行くかきっちりと決めておこう。

まずは館内の様子から、500系新幹線、クハネ581形、クハ489形

本館に入ってまず飛び込んでくるのは3つの車両だ。

左から500系521形1号車、クハネ581形35号車、クハ489形1号車。実物サイズで見ると、その大きさに圧倒される。

1階中央部は吹き抜け構造になっており、先の列車を上から見ることもできる。

先頭車両の運転席寄りには、乗客用の扉が付いていない。ノーズを長くしたあまり先頭車の座席を確保するため、扉の設置を諦めたとか。座席配置等が当時の300系と違うことから、運用が難しかったときく。

寝台車のリアル

クハネ581形はリアルな寝台車。クハネとは、「ク」運転室付き、「ハ」普通車(B寝台車)、「ネ」寝台車、ということで、「運転室がある先頭車両のB寝台車」というわけだ。座席部分に1人、座席の背もたれ上部~網棚下までの部分に1人、網棚上部に1人、と3段ベッドになるB寝台だ。

ボンネット型の雷鳥

特急雷鳥といえばこのスタイルなのだ。いかにも国鉄といった雰囲気で、関西と北陸を結んでいた。

もちろん側面には「JNR」のロゴが入っている。

1階で見られる車両「100系122形5003号車」

100系新幹線はカッコいい。東海道新幹線では「ひかり号」として活躍していた100系、スマートなフェイスに2階建て車両を連結していたこともあり、注目の的だった。

ここに展示されているのはJR西日本の100系先頭車両。今となっては貴重な車両になっている。

車両によっては上からも見ることができる

展示の工夫だろう、上から眺めることができる貨物車両もあった。どうやって荷物を積んでいるのか、どんな仕組みになっているのか。じっくりと見ることができる。

有名な機関車は下から見ることが

上から見る貨物車があれば、下からみることができる機関車も。写真左はEF66形35号機、貨物列車やブルートレインを引いてきた機関車だ。右側はDD51形756号機、燃料で動くディーゼル機関車、非電化区間や操車場でも活躍している。

これらをじっくりと下から眺めることができるのも、大きなポイントだろう。

パネル展示も充実

子供のころは気がつかなかったパネル展示の良さ。鉄道の歴史を学ぶより、目の前にある新幹線やブルートレインのほうがカッコいい。あの頃から25年経つと、過去のことや歴史に興味がでてくる。今では見られない貴重な資料なども展示。鉄道以外の歴史や知識に紐付けて、あれこれと考えを巡らせることができた。

資料で見たことがあるものが、実物である

パーラーカーのシート、冷水サービス、リアルなものを見たのは初めてかもしれない。資料で知っているだけのものを見ることができるのも、博物館の魅力だ。

交通科学博物館で見かけた懐かしの展示物も

2014年に閉館した交通科学博物館で見かけた懐かしの展示物もある。最新の設備、展示物がある一方で古くからのものを残すのも博物館の役割、場所を変えて出会えたことが実に嬉しい。

規模と工夫で楽しませてくれる京都鉄道博物館

今回は、鉄道博物館の「鉄道」部分を中心にご紹介させて頂きました。写真からも分かるように、3階の窓はまるで新幹線のそれのようにデザインされていたり、上から下から見られる鉄道展示など、楽しませてくれる工夫がたくさん。実際に足を運んでみると、この面白さが際立つことでしょう。

次回は体験型アトラクションについてご紹介致します。

施設概要

名称…京都鉄道博物館
住所…京都市下京区観喜寺町
開館時間…10:00~17:30(※入館は17:00まで)
入館料金…一般1,200円、大学生・高校生1,000円、中学生・小学生500円、幼児(3歳以上)200円、その他割引等有り
休館日…祝日を除く毎週水曜日、年末年始
公式HP…http://www.kyotorailwaymuseum.jp/