福井県勝山市にあるかつやま恐竜の森にあるのは、かの有名な福井県立恐竜博物館。
恐竜などの化石がたくさん産出される地域だ。
恐竜博物館の開館は2000年。
ここ数年は、年間入館者数が90万人を超える人気がある。
勝山市が恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークとなっていることもあり、あちこちにそれらしいモニュメントや案内看板が。
ドライブしていると突然現れるので、少しびっくりしてしまう。
奥に見えるのが恐竜博物館だ。
駐車場は乗用車用のものが1,500台用意されている。
別の建物で食事休憩ができる場所やお土産を売っている場所もあった。
時代は進んでおり、キャッシュレスで入場チケットを買うことができる。
クレジッドカードだけでなく、ICカードや非接触決済、QRコード決済などにも対応している。
入館するとすぐにあるのは大きなエスカレーター。
このエスカレーターで充分に満足することができた。
黒川紀章氏が設計した福井県立恐竜博物館。
このえすかれーたーは33メートルあるという。
4フロア分を一気に下ることができるのだ。
とにかく美しい。
常設展のスタートはエスカレーターを降りたところから。
長細い通路を進んでいくと、動くティラノサウルスの展示にでくわす。
本物の恐竜を見たことがないので、これを「リアル」と表現していいものか、悩ましいが。
実際に動いているかのように可動するのは素晴らしい。
瞬きもするし、口も開ける。
こんな生き物が昔はいなんて、なかなかやっぱり信じられないのだ。
おおよそ展示されているもののほとんどが骨格標本である。
要するに骨だけの標本ということ。
とはいえ、その大きさや骨の作りなどは非常に興味深い。
キリンよりも大きな恐竜の骨格だったり、当時はどんな様子だったのか気になってしまう。
実際の動くスピードや音や匂いなどを感じられたら、なんて考えることが面白いのだ。
展示だけでなく、研究拠点としても重要な役割を担っている福井県立恐竜博物館。
館内には化石クリーニング室があり、ガラス越しではあるが技術者の方が、石から化石を掘り出しているような様子を見ることができる。
見られるところでの作業なんて、ちょっと恥ずかしいだろうけれど、こういう姿をじっくり見られるのも研究施設のいいところ。
日本屈指の恐竜博物館を充分に満喫することができた。
想像以上に大きな恐竜の標本がたくさんならんでいた。
それを見比べることができるのも面白いし、そもそも土や石に埋まっていたものをここまで組みあげた人たちは本当にすごい。
定期的に特別展もやっているそうなので、改めて足を運んでみたいと思う。