るってぃ(プロ無職)のスマホ1台旅、3年後を見据えた大胆企画をインタビュー

るってぃ(プロ無職)のスマホ1台旅、3年後を見据えた大胆企画をインタビュー

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こんにちは、スズキ(@acogale)です。
「ミニマリスト」という言葉が認知されるようになり、スマートな生き方として自身
のライフスタイルに取り入れる方もいる一方で、荷物がなかなか減らないタイプもいる。

僕自身は荷物が多いタイプで、予備、保険が好きで、いつも荷物は多め。
便利さを追求するあまり、持ち運ぶことに不便さを感じるくらいです。

さて、ブログを通じて知り合った るってぃ(@rutty07z)が面白い企画を立ち上げました。
なんと、スマホ1台で国内外を旅行するというのです。

るってぃが何を考えているのか、僕には理解できなかったので根掘り葉掘り聞くためにインタビューさせていただきました。

スマホ1台だけ持って旅に出る

-スマホ1台だけって信じられないんですけど、どんな旅をする予定なんですか

まさにそのままなんですが「スマホ1台だけを持って旅に出る」んですよ。
11/14~12/20までの間、日本国内はもちろんのこと、上海とアメリカにも行く予定です。
海外に行くので、正確には「スマホ1台」と「パスポート」なんですけどね。

先日、友人とスマホ1台旅について語り合っていたところ、
「服も必要ないよな」
と言われ、全裸にスマホ1台でスタートします。

出発までに服を手に入れなければ、そもそも家から出られませんね。

-本当にスマホ1台なんですね、どんなキッカケで、スマホ1台旅をしようと思ったんですか

スマホ1台旅をするキッカケは、思いつきです。
「これ、面白いんじゃね??」と思ったから、よしやってみよう!となったんですよ。

まずは自分自身がワクワクする。
これが大事なことです。

未来の人から見たとき、こんなに遅れているのか、と。

-「やりたいことができない」という不便さは感じませんか

それがいいんです。
「2017年にスマホ1台だけで旅をしたらこんな結果だった」
それを自分自身で感じて、残しておきたい。

このプロジェクトは長期目線です。
3年後、5年後、10年後、、、を見据えて活動しています。
そのときに、「2017年はこんなに不便だったのか、今の時代は進化してるぜ」と思いたいんですよね。

例えば、ポケベルやPHSのようなもの。
当時は当たり前に使っていたものが、変化していること。
もっと便利な世の中になるなら、どう変わっていくのか。

不便さや不安があるからこそ、「今」じゃないと試す価値がない。
2017年のITで、ここまでできるぞ。
それを日本、上海、アメリカで検証してきます。

-「3年先を見据える」ということですが、期待していることはありますか

2014年からの3年間、2017年までの間で、どれだけのサービスがリリースされてきたか。
クラウドファウンディング
ビットコイン
ブロックチェーン
人工知能やAI

ちょっと身の回りを見渡しただけでも、2014年当時には考えつかなかったようなことが、今では当たり前のように触れています。

3年後は、スマホだってどうなるか分かりませんよね。
もしかしたら、Apple Watchのようなデバイスに変わっているかもしれない。
文字入力も音声入力になり、腕時計1つで旅に行くかもしれない。

2017年からの3年間、この変化はもっと早いものだと考えていますね。
めまぐるしい変化があるのではないでしょうか。

-旅の内容について教えてください。持って行くものが少ないと、やりたいときにやりたいことができないと思ってしまうのですが。

1ヶ月ほど前に、ヨーロッパに行ってきたんです。
リュックに荷物つめて、オランダやベルリンを旅してきたんですけどね。
3~4時間すると、もう疲れちゃうんですよ、荷物もあるし。

もし荷物が減ったら、もしスマホ1台になったら。
身軽になった分、もっと旅行そのものを楽しめるのかなって。
荷物を運ぶことに使っていた体力を、旅をすることへの体力に変えてみようと思うん
ですよ。ブログ(https://rutty07.com/)を始めてから、Macを使わなかった日が無いくらい持ち歩いていたんですけどね。

Macを持ち歩くこともやめる。
もちろんブログの更新はできなくなるかもしれない。
今の僕にとっては、想像できないんですけど、逆にスマホ1台で旅することで、自分自身の価値観を変えられるか。
というのも、今回の旅のテーマかもしれません。

日本にいると気付かないこと

-スマホの充電器も持って行かないんですよね

もちろんです。
持って行くのは「スマホ1台」と「パスポート」だけ。
海外は進んでるんですよね、街中にスマホの充電スポットもありますし、Wi-Fiだってあります。

日本なんて比べ物にならないですよ。
個人でやってる蕎麦屋さんみたいなお店、海外にもあるんですけどWi-Fiサービスが使えますからね。
個人商店だろうと、街中だろうと、WI-Fi使い放題です。

メール認証や、パスワード認証もないし、30分で接続が切れることもない。
セキュリティの問題で、、、、というのも分かりますけど、海外のレベルに合わせるとしたら、まだまだ日本は遅れていますね。

遅れているといえば、カード決済もそうです。
オシャレなお店だろうとクレジットカードが使えないと、僕の中ではNGです。
カードを使い慣れていないお店だと、対応が遅かったり間違えたりと。

スマホ1台旅で大事なのは、Wi-Fiとキャッシュレス決済です。
逆に国内のほうがちょっと心配かもしれません。

-日本は現金ですよね、カードよりも現金が強いイメージがあります

そうですね、まだまだ現金が強い。
お金って人類最大の発明なんですよ。
コミュニケーションツールとして、これだけ万能なものはないです。

僕が海外で信用されるのも、お金を持っているから。
世界中で誰とでも話ができるんですよ。

でも、そのお金について日本人はあまり学ばない。
お金の生々しい話って嫌がる傾向がありますよね。

それじゃダメなんですよ、お金って便利なツールなので、もっと学ばなきゃいけない。
お金が無いのであれば、誰かに頭を下げてお願いしなきゃいけない。
誰にも相手してもらえないかもしれない。
もしスマホ1台旅で、スマホのバッテリーが無くなったら。
充電させてもらえるように頭を下げなきゃいけないんです。
オンライン決済でお金を支払うことすらできないですから。

でもお金があれば話が早いでしょ。
だから「お金」について考えることは、すごく大事なんですよね。

-お金といえば、今回のプロジェクトはクラウドファウンディングで出資を募っているとのことですが

せっかくだから色んな人に知ってもらいたいんです。
僕はこのプロジェクトで

  1. ミニマリズムの重要性
  2. 日本の旅人口の低さ
  3. 日本の電子決済やITテクノロジー導入の遅さ

を伝えたいんですね。
モノが溢れることにより、行動が制限されること。

日本の旅人口の低さなんて、パスポート取得率24%なんですよ。
4人に1人しか持っていない。
もっと気軽に旅行に行こうぜ!って。

電子決済、ITテクノロジー導入の低さについても、先ほどの話の通りで。
日本にいると気付かないんです。
だから、実際に日本、上海、アメリカと試してみて、こんなに違うんだぜ!って。

僕自身が楽しんでやっているけど、周りの人を巻き込みたい。
多くの方に知ってもらいたいんですよね。

僕のスマホ1台旅にピピっときた方、是非クラウドファウンディングでご支援ください。
出発は11月14日、まずは日本国内からです。

https://camp-fire.jp/projects/view/48184

 

僕とは正反対、だからこそ興味があり、好きになる人

インタビューを終えて
お忙しい中、貴重なお時間をありがとうございました。

るってぃと僕の出会いは、1年半ほど前になります。
やっていること、考えていることがスズキと正反対なんですよ。

だからこそ、心をグッと掴まれるものがあるみたいで。
僕がやろうと思っても、勇気が出なかったり、一歩踏み出せないこと。
それを彼がやってくれるから、ワクワクするし応援したくなる魅力のある男でした。

「3年先を見据えて」とのことだったので、この企画が終わった後だけでなく、3年後にもインタビューしたいものです。
るってぃさん、本当にありがとうございました。

一番好きなるってぃの写真(Photo by @__BUNTA__)

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