夏は東京、冬は大阪で年1回ずつ開催されるイベントがある。
チケットは発売開始と同時に売り切れるような人気のイベント。
チケットは買っていたものの、お盆のど真ん中だったから行こうかどうしようか、と悩んでしまう。
が、行ったら絶対に楽しいのは分かっているぜ!という気持ちに任せて、いざ東京へ。
この日じゃないとダメな理由がある。
2023年8月12日、イベント当日のこと。
東京行きの新幹線は混雑が目立つ。
とはいえ、グリーン車には余裕があるので、それほどの混雑ではない。
11日が祝日だったこともあり、うまく分散したような印象だ。
とはいえ、ホームに人が溢れているような印象もなく、至って平和な日常が見える。
お昼の時間帯ということもあったのかもしれないが、コロナ前のちょっと混んでるぞ?くらいの人だった。
今回ののぞみ号はN700だった。
あいにく、新しい車両のN700Sは好きではない。
肘掛けにコンセントがあるのが、僕にはどうも使いづらいと感じてしまう。
お陰で、窓側席を選ぶ必要もなくなるのだけど、肘掛けからのコードはあまりにも邪魔に感じるのだ。
今日の座席は14号車E列
いつも選ぶのは3列席の窓側、いわゆるA席を選ぶ。
3列席の真ん中を選ぶ人は少なく、隣がいない可能性があるからだ。
繁忙期には関係のない話だけれど。
今回はほぼ座席が埋まっており、運良くE列の席をキープできた。
普段は乗らない側で、山側の座席になる。
お昼の新幹線なんだから、車窓を楽しもうじゃないか
昼間に新幹線に乗ることの最大のメリットは景色がちゃんと楽しめること。
時速285キロで過ぎ去っていくけれども、それでも景色を楽しんでいたい。
バローの看板が見えると、まだまだ愛知県にいるような気分になる。
遠くのほうに見えるのは井村屋フーズの本社・中原工場。
あずきバーなどでお馴染み、井村屋株式会社と同じ井村屋グループの企業だ。
愛知県を抜け、静岡県に入ってすぐ。
湖西市にあるのは競艇場「ボートレース浜名湖」
かろうじて大型ビジョンも見ることができる。
この日は「中日スポーツ後援 湖西市長杯争奪戦 黒潮杯」が開催されていた。
浜名湖を通過したところにあるのはイオンモール浜松志都呂。
遠くにあってもイオンモールのカタチは分かりやすい。
その左手にはカインズ浜松雄踏店、そのすぐ手前にあるのは浜松市西区役所。
この辺り、かつてはウナギの養殖池がたくさんあったが、時代の変化とともにソーラー発電施設へ。
浜松市は日照時間も長く、太陽光発電にはピッタリの土地。
東海道新幹線の山側の席に座ると、ソーラーパネルをたくさん見ることができる。
遠鉄デパートが見えたところで、浜松駅を通過。
新幹線と並行して走る東海道線。
主要駅では新幹線と同じ駅だが、その他の区間は全く違う経路を走る。
くっついたり、離れたり、なんともいえない関係。
浜松に始まり、静岡県を東に進む。
青春18きっぷを使い在来線に乗ると、静岡の大きさがよく分かる。
のぞみ号は静岡県には停車しないが、端から端まで突っ走っているのだ。
373系特急のワイドビューふじかわが見えたところでようやく静岡駅。
名古屋から東京のちょうど中間地点が静岡なので、あと半分がんばらなきゃいけない。
富士山に近付くと工場が増えてくる。
こちらは、王子エフテックス東海工場。
富士山による豊富な水資源のお陰で、富士市には製紙工場が並び「紙のまち 富士市」とも言われる。
この日はあいにくの天気。
傘もいらないくらい晴れていたけれど、富士山には雲がかかっていて、カタチすら見ることができなかった。
せっかく山側の席に座ったのに!!と悔しい瞬間。
というわけで新富士を通過。
奥に見えるのは、日本製紙の富士工場。
やっぱり紙のまち 富士市。
駅前にコーエイ工業があるのは小田原駅。
静岡県を抜け、ようやく神奈川県へ。
静岡県の熱海より東側はJR東日本の管轄。
電車も雰囲気もガラリと変わって、都会の雰囲気を漂わせている。
小田原を過ぎて10分ちょっと。
名古屋の次に停まる新横浜に。
さすがに新横浜を過ぎると、高層ビル群が目立ち始め、東京に来たぞ!という気持ちになる。
2023年4月1日に日本電産は、ニデックに社名変更。
そんなニデックのニデック東京ビル南館を見つけたら、そこは大崎。
品川まであと少しだ。
そういえば、チャイムが新しくなった
車窓ばかりを眺めていないで、車内にも気を配ってみたら。
新幹線のチャイムが変わったとの案内。
そういえば、いつものあのチャイムはどこへいってしまったのか。
新陳代謝も大切、新しい風も必要、だけど昔からのあの懐かしい音楽も忘れられないもの。
定刻通り、品川駅に到着
というわけで品川に到着。
今回の目的地は渋谷なので品川で下車することに。
東海道新幹線の品川駅が開業したのは2003年10月。
今年で20年目になるが、お陰様でずいぶんと便利になったもの。
もし東京駅しかなかったら、ぐるりと半分山手線に乗るか、中央線を乗り換えるか、考えただけでも面倒になってしまう。
というわけで今日もお疲れ様でした。
自由席、指定席はほぼ満員の中、無事に移動ができた。