プラチナ触媒を用いてベンジンを触媒燃焼させることで熱を発生させるハクキンカイロ。1923年創業、もうすぐ創業100年になる。冬に使うあの”カイロ”なのだが、繰り返し使えるタイプで、24時間ほど温かさが続くものも。繰り返し使えるエコな回路だ。しかも、使い手カイロよりも熱量を発生させるため、冬のアウトドアにはピッタリ。
僕がこのハクキンカイロを買ったのは、高校生のころなので、20年近く前のこと。名古屋・栄にあった石井スポーツで購入したのを覚えている。まだまだ長持ちしそうなタフさだ。
そのハクキンカイロ、長く使うには個々のパーツを交換していく必要があるらしい。特に口がねのプラチナ触媒については、1シーズンごとに交換するように、と公式サイトに書いてある。
実は、僕はこの20年間、このパーツを交換したことがなかった。ハクキンカイロが、充分温かくなっていたので、まだいいのかなと交換しなかった。
とはいえ、ずいぶんと月日が経ってしまっているのでパーツを買おう、交換しよう、と思ったらなんと、近所の薬局でそのパーツが売っているではないか!!思わず買ってしまったのは「HAKKINN換火口」だ。
材質表示に書いてあるように「プラチナ」が使われている。だから「ハクキン」カイロなのだ。
ハクキンカイロの外側の刻印も、会社の名前も「HAKUKIN」なのに、換火口やパッケージには「HAKKIN」と書いてある。どちらが正しいのか、どちらも正しいのか。
左側が新しいモノ、右側が今まで使っていたモノ。
左にはHAKKINと書いてあり、右側にはPEACOCKと書いてある。サイズもカタチもほぼ同じ。
ちなみに口がねを外した本体はこちら。ベンジンを入れるときにいつも外すパーツなので、交換のスキルは一切不要。いつも通りの動作で交換することができる。
無事に換火口を取り替えて、これで性能も元に戻ったはず!!この冬、寒いところに行くときは忘れないで持って行こう。ただし、飛行機への持ち込みは注意したほうがいい。引火性の液体として没収されてしまうことも考えられるので、事前に確認しよう。