JR武蔵野線「東所沢駅」から徒歩10分程度のところに「ところざわサクラタウン」がある。
KADOKAWAによる日本最大級のポップカルチャー発信拠点となっている。
そこの一角にあるのが角川武蔵野ミュージアム。
建物の設計は、隈研吾とのこと。
施設名 | 角川武蔵野ミュージアム |
住所 | 埼玉県所沢市東所沢和田 3-31-3 |
営業時間 | 日~木曜日…10:00~18:00(最終入館17:30) 金・土曜日…10:00~21:00(最終入館20:30) |
休館日 | 毎月第1・第3・第5火曜日(祝日の場合は開館・翌日閉館) |
アクセス | JR武蔵野線「東所沢駅」から徒歩約10分 |
ホームページ | https://kadcul.com/ |
館内はいくつかのパートに分かれているが、最初に案内されるのはエディットタウンのブックストリート。
「本の街」としての展示だ。
9つのカテゴリーに分かれて、25,000冊の本が配架されている。
展示してある本は手に取って読むこともできる。
また同フロアには司書カウンターも用意されている。
その先にあるのはYOASOBIが紅白歌合戦でステージにしたことでも有名な本棚劇場。
約8メートルの巨大本棚には30,000冊の本が並んでいる。
また、時間になると「本と遊び、本と交わる」がコンセプトのプロジェクションマッピングが上映され、音と映像を楽しむことができるのだ。
本棚に埋め込まれているテレビにはBrightSignやスピーカーが設置されていた。
こういった場所は設備面が目立つとテンションが下がってしまうので、なかなか上手な配慮だと感じる。
階段を使って一つ上のフロアへ。
本棚劇場そのものを上からも眺めることができる。
本がたくさん敷き詰められており、その数には圧倒される。
5階には武蔵野ギャラリーが設けられており、武蔵野の文化や歴史を学ぶことができる。
地元の情報が見られるというのは貴重なもの。
歴史資料館のようなものではなく、ARやVRなどを使った展示で楽しむことができる。
美術館だからか、オシャレだからか。
館内のピクトグラムも目を引くものが多い。
ソーシャルディスタンスの看板や、化粧室の看板など、オリジナルに作られたものだろう。
同じ建物の1階にはマンガ・ラノベ図書館(別料金)がある。
KADOKAWAに限らず、さまざまな出版社のマンガやラノベを楽しむことができる。
蔵書は35,000冊にのぼるという。
館内は非常に静かで、思わず没頭してしまう。
あっという間に時間が過ぎてしまった。
本棚劇場が有名な角川武蔵野ミュージアム。
様々な本が並んでいるので、本好きの方にはたまらないだろう。
受動的に楽しめるコンテンツは本棚劇場のプロジェクションマッピングくらいと少ないので、評価が分かれるところだと思う。
たまにはこういう場所に足を運びたいもの。
図書館や書店とは違った楽しみ方で、また訪れたい。