情報誌や旅行雑誌に載っていたので、こまつの杜の存在は知っていた。
巨大なダンプが見られるところ、ということも知っていた。
ただ、小松市にご縁がなかったことや、具体的な場所まで知らなかったことで、なかなか行くことがなかった。
JR小松駅の東側すぐに広がるこまつの杜。
駅から徒歩1分ほどで到着する。
また、駐車場も完備されているため、公共交通機関でも自家用車でも訪れやすい場所だった。
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こまつの杜は2010年に閉鎖した小松製作所の工場跡地にある。
その一帯は公園になっており、その中に歴史や技術を学べる場所や建機の展示がある。
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超大型ダンプトラック930E
南米のチリにあるロス・ペランブレス銅鉱山で実際に動いていたダンプが展示されている。
周囲に比較するものが無いが、とにかく大きい、大きい、大きい。
高さは7.3mと一般の二階建て住宅よりも高い。
車体重量は202トン、運搬できる重さは297トンと世界最大級のダンプトラックだ。
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案内看板や鉱山で働く様子の映像も見ることができる。
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これだけボディが大きいとタイヤも巨大。
直径は3.8メートルと、通常のバスやトラックと同じくらいの大きさなのだ。
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こちらの燃料タンクもとにかくデカい。
軽油が4542リットル入るとか、ちょっとしたタンクローリーと同じくらいの量。
といっても、24時間フル稼働すると1.5日ほどで空っぽになるそうだ。
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しかもこのダンプは電気駆動というからびっくりする。
シリーズハイブリッドのようなものだろうか。
搭載しているエンジンで発電し、その電気を使って後輪を動かすという。
鉱山で使われるダンプは、GPS制御などで24時間動かし続けることができる。
エンジンによる機械駆動だと部品数が多くメンテナンスや交換にコストがかかる。
そのため、シンプルな電気駆動を採用しているとか。
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運転席はたくさんメーターがあるものの、至ってシンプル。
ここに座って写真を撮ることもできる。
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超大型の油圧ショベルPC4000
例にも漏れずこちらも大きなサイズ。
高さは8.3メートルと前述のダンプよりも高い。
先端のアームは15メートルの箇所まで伸ばすことができる。
バケット容量は22立法メートル、つまり22,000リットル分の容量がある。
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説明によると、燃料タンクは6,400リットルと、ダンブトラックより大きいが、燃費は悪い。
24時間フル稼働すると空っぽになるというからびっくり。
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ちなみに、このPC4000で8杯すくうと、先のダンプトラックがいっぱいになる。
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こちらも座席に座って写真を撮ることができる。
スイッチがたくさんあってワクワクすること間違いなし。
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コマツを支えた建設機械の展示コーナーも
コマツを支えてきた建機も展示されている。
図鑑で見たことがある重機ばかりが並んでいた。
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展示施設のわくわくコマツキッズ館
加賀の木材を使った建物には、建設機械の仕組みなどを学べる展示がある。
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実際に操作するとキャタピラが動く展示。
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ギヤ比を体感できる展示などなど。
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100円で2枚のマグネットカードを買うと、穴開けやプレスを体験できるコーナーがある。
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その他にも、この日は休みだったが、ショベルカーの操作を体験できるコーナーもあった。
巨大ダンプの展示だけかと思いきや、実際に行ってみると面白いコーナーもたくさんあった。
全体の所要時間は1時間程度、運転席への搭乗や、各種展示やサービスは時間が決まっているので、事前にチェックしてから出掛けよう。
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