新大阪駅の新幹線26番線には5mの大開口ホームドアが設置されている。車輪なしの片持ち構造だ!

新大阪駅の新幹線26番線には5mの大開口ホームドアが設置されている。車輪なしの片持ち構造だ!

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新大阪駅はいくつもの新幹線が乗り入れている。それは東側に東海道新幹線、西側に山陽新幹線が走っているから。レールの幅や車両のサイズなど共通点は多いが、もちろん違うところもある。そのおかげで苦労する人たちがいる。それが5mのホームドアだ。

「ホームドア」始めました

26番線に設置され開口部が5mあるホームドア。片側5mなので、ドア全体としては10mある。
2019年12月5日から稼働している。ドアには車輪がなく、宙に浮いている状態。この状態で5mのドアが動く技術、すごくないだろうか。

プレスリリースは2018年8月

JR東海からのプレスリリースは2018年8月のこと。約1年4カ月、まずは新大阪駅の26番線に設置され、運用が開始された。

東京~新大阪間の東海道新幹線は、のぞみ、ひかり、こだま、どの新幹線も16両編成だから設備が統一できるのだが、新大阪~博多間の山陽新幹線は16両編成と8両編成の列車が混在している。

16両編成と8両編成の新幹線、どちらも停車するホーム向けに5mのホームドアが開発、設置されたのだ。

新幹線が入線する前の状態。奥に写っているのは隣のホームに停車中の新幹線だ。

16両編成のとき

こちらが16両編成のとき。この写真の場所は7号車と8号車の箇所で、向かって左が7号車(博多方面)、右が8号車(東京方面)だ。ちなみに16両編成のときは、7号車側しか乗車口がない。

鹿児島中央発、新大阪行きの新幹線

26番線ホームは西から東へ向かう新幹線用。ただ、基本的に新大阪から東京間は16両編成の新幹線のみだ。8両編成の新幹線が26番線に停まるのは、新大阪止まりの新幹線のみだ。

今回は鹿児島中央を16:32に出発、新大阪20:24着のみずほ608号がその対象になっている。
このみずほ608号以外には
・22:21新大阪着 さくら570号
・22:38新大阪着 こだま758号
しかない。

8両編成のとき

そのみずほ608号が26番線に停車したときの様子が、これ。
確かに16両編成とは様子が違う。向かって左側(博多方面)が3号車、右側(東京方面)が4号車だ。

比べて見てみると、こんな感じ

上が16両編成、下が8両編成。
16両編成は左側車両には乗降口と乗務員用のドア、右側車両には入口なし。
8両編成は左右の車両に乗降口がある。

ホームドアにも説明がある。
左側は7号車/3号車用、右側はドア無し/4号車用だ。

東海道新幹線のホームドアはすっきり

ちなみに東海道新幹線のホームドアはずいぶんとすっきり。東京駅で撮影したものだが、乗降口の位置が決まっているのでスリムだ。

新幹線のホームドア、安全性を考えると大切な設備だけれど。写真が撮りにくくなるのは、ちょっと残念。
そのホームドアにも技術がたくさん詰まっている。わざわざ26番線のホームドアをまじまじと見ることはないだろうけれど、身の回り、目の前には技術がたくさん詰まったものが溢れているのだ。