旅の途中でヒントがほしいときは、地元に密着した資料館などを訪問することにしている。
観光案内をしていたり、パンフレットが置いてあったり、スマホでは得にくい情報を見つけることができるから。
その土地の地形や気候、河川や鉄道網などで、歴史に大きな変化があるので立ち寄るだけでも面白い。
施設名 | 大月市郷土資料館 |
住所 | 409-0614 山梨県大月市猿橋町猿橋313-2 |
電話番号 | 0554-23-1511 |
入館時間 | 09:00~16:30 |
休館日 | 月曜日、祝祭日の翌日、年末年始、連休及び月曜日が祝祭日の場合は翌日 |
入館料 | 一般…110円、中学生以下…無料 |
アクセス | JR猿橋駅から徒歩10分、駐車場あり |
ホームページ | https://www.city.otsuki.yamanashi.jp/ |
入館料は110円、とてもリーズナブル。
入館券には猿橋が描かれているので、猿橋推しなんだろう。
名勝猿橋は、ここから歩いて数分のところにある。
展示室は1階、2階と分かれている。
1階は近代以降の生業や生活道具の展示がメインだ。
展示されている動物からも、大月市は山林地帯が多いことが分かる。
生活が営まれてきたのは、深い谷にあたるところ。
水田の場所が限られていることから、織物産業が発達したとか。
養蚕業に関する道具が展示されているだけでなく、どうして養蚕業なのかを学べるのは資料館のいいところ。
学校や生活用品は、身近な印象で興味が沸きやすい。
明治40年の水害についても展示があった。
市町村単位の天災はあちこちであったのかもしれないが、そういうものに触れる機会がないのは残念。
大月市では明治40年に大きな水害があったようだ。
当時、移住するということが、どれほどのことだったか分からないが、山梨から北海道へ移住した人が何人もいたという。
こういった興味にたどり着けるのも、市の郷土館だからだろう。
2階の展示室には、地形形成から人類の登場、原始古代から近代までの歴史を学ぶことができる。
大月市は、500万年前は海底の一部だったとか。
その後、地形が変わったり富士山の溶岩が流れたりと、今のカタチに近づいていく。
数百万年の話を、2階ワンフロアで片付けるのは、あまりにもスペースがないのだが、模型や写真などがいいアクセントになっていた。
100年、200年前はどんな生活をしていたのか。
改めて考えてみると不思議なことばかり。
昔と今の対比写真は、その場所をご存知の方なら、もっともっと気になってしまうものだろう。
ここに何があった、というのは遠くに見える山のカタチくらいでしか判断できないが。
舗装されていない道路だったり、懐かしいテイストの看板だったり。
ここ数十年でも、街は大きく変化している。
猿橋のすぐそばにある資料館なので、猿橋の展示も多数ある。
その中でも気になった写真はこれ。
一番上に架かっているのが猿橋だろう、その奥には蒸気機関車が走っている。
猿橋を見た後に寄ったからこそ、あそこに機関車が走っていたのか、、、とびっくりしたもの。
写真で見るのもいいけれど、やっぱり現地に行っておきたい。
大月ことをどれだけ知っているか、と言われると、口をつぐんでしまう。
模型を見ながら、山林地帯の多さを実感し、街の栄えている場所を確認する。
この模型、ボタンを押すと地点が光るようになっているようだけれど。
故障しているのか、その機能は封印されていた。
できれば修理して展示してほしいものだけど、頑張れ大月市!
公共施設らしく、入り口横にはタイムカプセルが。
30年後への手紙ということで、開封タイミングは2030年10月とのこと。
何が出てくるのか、あと8年後のお楽しみだ。
施設名 | 大月市郷土資料館 |
住所 | 409-0614 山梨県大月市猿橋町猿橋313-2 |
電話番号 | 0554-23-1511 |
入館時間 | 09:00~16:30 |
休館日 | 月曜日、祝祭日の翌日、年末年始、連休及び月曜日が祝祭日の場合は翌日 |
入館料 | 一般…110円、中学生以下…無料 |
アクセス | JR猿橋駅から徒歩10分、駐車場あり |
ホームページ | https://www.city.otsuki.yamanashi.jp/ |