日本初のAGT
先日、神戸空港に行った帰り、神戸空港から三宮までポートライナーに乗りました。
日本初の自動案内軌条式旅客輸送システム(=AGT)だったんですね。
コンパクトでキビキビ動くポートライナーにびっくりしながらも、レポートとしてお送りします。
神戸-関空ベイ・シャトルに乗ったので、企画切符で乗車してきました。
出発地は神戸空港
神戸空港の2階から徒歩10歩、アクセス抜群なんですね。
同じ建物に駅がありますので、すぐにホームに行けます。
高架駅なので眺めもいいですし、対岸の工場地帯もよく見えます。
新交通システムはタイヤで動く
電車でもモノレールでもない新交通システム。
東京のゆりかもめや、日暮里・舎人ライナー、大阪のニュートラムと同じ仕組みだ。
路面とはゴムタイヤで接しているので、振動や騒音が少ないらしい。
また、摩擦係数が高いので加速や減速、勾配にも強いのがこの特徴。
両側には案内壁があり、ミニ四駆のように走るとのこと。
しかも全自動
運転士も車掌もいないポートライナー。
走行も扉の開閉も全自動。
勝手に閉まって、勝手に走り出す。
もちろん総合指令室のようなところで管理されているのだが、車両には係員が乗っていない。
ということで、最前列の眺めは抜群だ。
加速、勾配に強い
前述の通り、加速や勾配に強いAGT。
途中の橋もグイグイ上っていく。
また加速も強く、加速度は3.5 km/h/s程度。
線路の上を走る列車が2.0~2.8km/h/s程度なので、加速の力強さにはちょっとビビってしまう。
沿線の眺めも
神戸空港からポートアイランドに架かる橋は、徒歩や自転車での通行も可能。
自転車との並走も楽しめる。
ポートアイランドを走っているときには甲南大学やIKEAが見える。
18分で三宮へ
空港から市街地まで18分はあっという間。
三宮のど真ん中に到着するのでアクセス抜群だ。
JRも阪急も阪神もある三宮駅周辺は、迷いそうになってしまう。
珍しい両側案内方式
ミニ四駆みたいに走るポートライナー。
ゆりかもめや、ニュートラムと違い、両側に案内壁があるタイプ。
分岐の箇所はどうするかと言えば、案内壁が下から出てくる。
この仕組みは意外と高価らしく、今の主流は片側だけでも大丈夫な側方案内方式とのこと。
ワクワクの塊
ただの交通システムかもしれないが、新鮮な乗り物にワクワクしてしまう。
ゆりかもめにもニュートラムにも乗ったが、日本初に乗ることが一番ワクワクする。
愛知県にもピーチライナーというAGTがあったが、利用者低迷で廃止になっている。
空港のアクセスは、珍しい乗り物が多い。
それもまた、空港へ行く楽しみの一つになっている。