今回利用したホテルは、仲良くしている友人が紹介してくれたことをCOIとしてお断りいたします。
ホテルに何を求めるのか。
それによって、宿泊したときの評価は大きく変わる。部屋なのか、温泉なのか、食事なのか。もしくは周辺の観光スポットなのか。
今回は、八ヶ岳の南東、長野県と山梨県の県境にある「八ヶ岳グレイスホテル」に宿泊することに。
JR駅で標高が一番高い野辺山駅から約2.5km、事前にホテルに連絡をしておけば送迎してくれる。ちなみにホテルの近くにはコンビニがないので前もって準備しておこう。
また、東京・新宿から八ヶ岳に向かうバスもあり、本数は少ないものの、八ヶ岳グレイスホテルの玄関前に横付けしてくれるのだ。
JR鉄道最高地点までは徒歩1分、目の前にある。
ホテルの1階には大浴場。小さめながら電気式のサウナもあった、が水風呂は無し。スキーで冷えた身体を温めるのにはピッタリだ。
大浴場前の自販機では八ヶ岳乳業の牛乳が売っていた。
キャップ式の蓋ではなく、昔ながらの紙の蓋。
今回は団体での宿泊、会食スタイルの夕食を楽しむ。なんだかんだで大勢で食べるゴハンは旨い!
サラダなどはホテル直営の農園で作られたもの。この他に、天ぷらやお茶漬けなどが出てくる。
その後、星空鑑賞会へ。
八ヶ岳・野辺山高原は星空を見るのに最適だとか。標高が高く、余計な光が周囲にないことがポイントだ。
近くに国立天文台の電波観測所が建っていることからも分かる。
八ヶ岳グレイスホテルのグランドに寝転がっての星空鑑賞会。
周囲は真っ暗で、暗闇に目が慣れるまでは不安すら感じる。
断熱マットが敷いてあるけれど、さすがに2月の夜は寒い。夕方の時点でマイナス3度だったこの日、夜はいったいどれくらいだったのか。寝転がって満天の星空を楽しもう。
明るい月のおかげで、小さな星まで見るのはちょっと大変だったけれど。
月に星、夜間メンテナンスしているスキー場、その手前を小海線の最終列車が走っていく。
その3時間後、月が沈んだ後に広がるのは満天の星空。天気も良く、ホテルの前からも空一面に広がる星空を見ることができたのだ。
翌朝。
全室から八ヶ岳が見える。午前7時前の八ヶ岳。朝焼けに照らされて、昨日とは違った山の様子を見ることができる。この景色を見られただけでも来た甲斐があった。
1時間経つと、空の様子も山の様子も全く変わる。これはホテルから歩いて3分程度のところ。
窓からの景色、駐車場からの景色、夜の景色。そんな”景色”を楽しむことができた八ヶ岳グレイスホテル。これが夏だったら、また別の景色を見ることができるのだろう。
ホテルそのものというより、風景を存分に楽しんだ1泊2日だった。