そういえば、初めて飛行機に乗ったのは、当時の名古屋空港(今の小牧空港)から福岡空港へのJALだった。
働き始めて、ちょっとまとまった休みがとれた日、セントレアから向かった先は福岡空港だった。この時はANAに乗って。
飛行機はちょっと面倒で、ちょっと怖いけど、ワクワクさせてくれる。不思議な乗り物。
LCCが登場し、全国の距離が縮まった。北海道まで数千円で行けるなんて、びっくりする。
かつての飛行機。割引と言えばバースデー割引くらいだ。誕生日の前後はめちゃめちゃ安くなる。そんな印象しかない。
早朝の便であれば機内食も出て、優雅なフライトだと思っていたのだけど。いつの間にか変わってしまった。
飛行機の出発を見ていると、いつも思うことがある。
一人じゃ何もできないんだな、って。
飛行機はバックをすることが苦手だ。だからトーイングトラクタでプッシュバックしてもらう。茨城空港のようにバックする必要のない設計になっているところもあるくらい。
操縦はパイロット2人が。でも、地上では誘導員がいたり、整備士がいたり、航空管制官がいたり。
その関係が非常に濃い印象だ。自家用車のようにはいかない。
操縦している2人以上に、周りが支えてくれている。
空港や飛行機の非日常感が好き。
みんな楽しそうにしている。ワクワクとドキドキがいっぱい詰まっている。
新幹線のように通勤で使う人も少なく、新幹線ほど気軽に乗れない。コストの問題ではなく手間がかかるということ。
「空港行き」の電車に、バスに乗る瞬間からテンションが上がる。
空港に到着すると、大きなカートが置いてあったり、海外旅行保険やWi-Fiのレンタル、外貨両替。
チェックインカウンターに保安検査。全てが特別で非日常。周囲のワクワクに包まれながら。
また飛行機に乗る自分がいるんだと思う。次はどこへ行こうか。予約するところから飛行機は楽しい。