慣れるとギリギリを攻めたくなってくる。
成城石井の横にある在来線改札口を通ったのは新幹線が出発する5分前。
ICカードで改札を通り、スタバを横目に新幹線乗り換え口に向かう。
そのまま新幹線に乗るのであれば充分に間に合うのだけど、駅弁と手土産を用意する時間が必要だった。
時間がない中で、これはまだ食べたことがない!と判断できたのがJR東海パッセンジャーズの「必勝出陣弁当」だった。
お値段は1,000円ちょうど。
袋をつけてもらうと1,003円になる。
交通系ICで支払うからいいのだけど、3円はどうにかなるといい。
パッケージの下の方に小さく「Victory Bento」と書いてあるではないか。
必勝出陣弁当はビクトリーベントーなのだ。
なんという素敵なネーミングセンス。
分厚めの掛け紙は裏に説明書きがあるので、じっくり読むことをオススメ。
お弁当そのものは、かごを編んだようなプリントをしてあるだけ。
500円のおにぎり弁当と同じような薄い素材で、必勝出陣という名にほど遠い。
おにぎり3つとおかずの詰め合わせ弁当。
レンコンやニンジン、タコなど縁起のいいものがたくさん詰められている。
殻のむいてあるゆで卵や、骨のない銀鮭はいいのだけど、茹で枝豆はマイナスポイント。
味の問題ではなく、手間の問題。
駅弁たるもの、食べやすさも大きなポイント。
この駅弁ではないが、別添えのソースなども、あまり好きでないは。
おかずも盛りだくさんなので、おつまみ感覚でもいいのかもしれない。
メインのおかず!!というものがないだけに、種類が多く楽しめる。
ゴボウやタコ、昆布の煮物なんて日常生活ではご縁がないので、駅弁ありがとう!という気持ち。
そんな気持ちになれるのは、随分と年を重ねてしまったからかもしれない。
名古屋駅でも食べたことのない駅弁がまだまだあるので、気は抜けないと思った次第です。