ホテル代、高くなった。。。
随分とホテルが高くなった、と思う今日この頃だ。
新型コロナウイルス感染症が流行っていたときは、5,000円もあれば新宿でも渋谷でも品川でも泊まることができたが、今は3倍、4倍と値上がりしている。
結局、ホテルを予約しないまま当日を迎え、用事が終わったあとにじゃらんで検索。
その中で見つけたのが、今回宿泊したマロウドイン東京だった。
じゃらん経由で5,500円、23区からは離れてしまうが、八王子にクルマを停めていることを考えたら許容範囲内だ。
初めての東府中駅
東府中という駅で降りるのは初めて。
何があるかよく分からないまま、ホテルのためだけに下車する。
なんでも、東京競馬場(府中競馬場)へ乗り入れている競馬場線の乗り換え駅だとか。
嘘じゃない駅前ホテル
ちょうど東府中駅から外にでたところ。
写真奥の電気が点いているところが今回泊まるマロウドイン東京だ。
道を挟んで目の前にある。
これは納得の駅前ホテル。
あぁ時代を感じるビジネス
あぁビジネスホテル、まさにビジネスホテルの出で立ち。
入り口の趣も、天井の照明が賑やかなフロントも、1990年代のビジネスホテルだ。
エレベーターのランプは、なかなかオシャレなデザインでした。
ビジネスホテルとはいえ、宴会場もレストランも用意されている。
自動販売機は階ごとに違う会社のものが設置されている。
赤い絨毯も、鍵を差し込み回してあけるドアも、時代をぷんぷん感じるもの。
部屋の中も年季が入っている仕様
お値打ちに泊まれるのだから妥協は必要。
ゴミが落ちているとか、汚れているとか、そういうことはないが、時代を感じることは事実。
ドア横にルームキーを差し込まなくてもいいのは、ポイント高め!
テレビやデスクは通常のそれと同じ。
デスク上のランプは、机から生えており移動できないし、コンセントもないのでPC作業はちょっと不便。
枕元にも照明があり、このあたりはまったく不便なく利用できる。
トイレとシャワーが一緒になったユニットバス。
アメニティ類は少なく、化粧水などの備品はない。
冬だったからか、毛布も置いてあった。
暖房もちゃんと効いており、出番はなかったが、非常時などのことも考えると安心だ。
見慣れない設備がいっぱい
一つ目はシャープのIH調理器。
この一段高くなったところにIH調理器がセットされており、真ん中に置いてあるステンレスの容器に水を入れ、IH調理器で湯を沸かす仕組み。
電気ケトルでも、電気ポットでもなく、IH調理器になっている。
これはラジオが聴けるサイドデスク。
ラジオのボタンにはNHK、MINPO、FEN、FM、BGMと書かれており、FENは在日米軍向けラジオ局だが、今ではAFNと呼ばれている。
その昔は、テレビを見るのにお金が必要なホテルが多かった。
1時間100円程度で、テレビ横のコインボックスにお金を入れたもの。
ラジオは無料で聴けるところが多く、ホテルでの過ごし方の一つだった。
ラジオだけではなく、アナログの時計もいい感じ。
テレビの下に設置されている冷蔵庫は、東芝の1992年製(GR-YH5TTL)。
30年以上も前の冷蔵庫が現役で使われている。
古い、安い、懐かしい
マロウドイン東京に限らず、ただただ寝るだけ5,500円は、なんとか納得ができる範囲。
初めての東府中というエリアも、楽しさの後押しをしてくれた。
「東京」という名前だが、ホテルがあるのは府中。
府中にある競馬場が、東京競馬場なのだから、そういうものだろう。
駅の近く、ちょっと懐かしい気分に。
競馬場へのアクセスもいいし、新宿も八王子も乗り換え無しで行くことができる。
積極的に選ぶことはないかもしれないが、金額もお値打ちであればまた泊まってもいいかな、と思えるホテルだった。