南極観測船として知られる「しらせ」が名古屋港で一般公開される。そんな情報を入手したので行ってきた。
最寄り駅は名古屋港駅。
目次
南極観測船「しらせ」
これが南極観測船「しらせ」だ。訓練やメンテナンスをした後、11月中旬よりオーストラリアを経由し、南極へ向かうという。
その前に全国行脚する一環で名古屋港へ。
海上自衛隊の管轄
南極観測隊は文部科学省だった気がしていたのだが。運用は海上自衛隊とのこと。一般公開の会場にはたくさんの自衛隊の方々が。仕組みや運航についてなど、気さくに説明してくださった。
一般公開をすることで、少しでも皆さんに興味を持ってもらえたら。入口は立派な横断幕が設置されていた。それでは船内へ。
ヘリコプターが着陸するデッキに
輸送用のヘリコプターが着陸する広いデッキに。写真撮影や南極の石、氷を触れたり、制服を着て写真を撮ったりすることができる。
ただ船を公開するだけではなく、楽しめるアトラクション付き。
看板や注意書きやフォントは気になる
外洋で避難しなければならないとき。これを遵守するんです。と自衛隊員の方が教えてくださった。
大型のクレーンが設置されているのも南極観測船。
雪上車を船から降ろすときにも使われる。
ブリッジ(操船室)も見学できる
「ブリッジはこちらです」と案内されるがままに移動する。前を歩いていた小学生くらいの男の子が「ブリッジって何??」としきりに聞いていたのが印象的。
ブリッジ=操船室とわかる人は、少ないのかもしれない。
階段を使い、かなり高い場所までやってきた。
船の上部にはアンテナが設置されている。モトローラ製のアンテナ。衛星電話用のアンテナだろう。
これがブリッジだ!
安全柵のようなもので区切られているかと思いきや。オープンすぎるくらいオープンに見ることができた。
Ikegamiのモニタはレアな気がする。
青年向けツアーも開催されていた。自衛隊員になりたい人を増やすのも一つの目的なのだろう。
ブリッジから眺める船首。改めて見ると大きな船。
デジタル計器もたくさん積んである。就役したのは2019年5月、時代の流れを感じることができる。
トラックボールが固定されて設置してあるのもニヤニヤポイント。
艦長席での記念撮影
帽子を被せてもらい、艦長席で写真撮影。思った以上に優しくおもてなししてくださる。
質問にも実物を示しながらお話してくださったり。
頭の上にあるバルブを開け閉めする様子は船か潜水艦でしか見られないのでは。といっても、それは映画の中の世界だと思っていた。リアルにそのバルブを見ると。ここでもニヤニヤしてしまう。
観測隊のラウンジを覗かせてもらう。
椅子が鎖でつながれているのは、やっぱり船内なんだな、と。改めて意識するポイント。
船内には理髪店も
理髪店もある船内。ちょぴりレトロな雰囲気を感じさせる。長期間、船内で過ごすことになるので、こういった設備も必要なのだ。
階段や廊下の電気は通常の蛍光灯色と、赤色のランプが併設されていた。
船内には賞状や盾がたくさん飾られていた。
平成から令和への流れは、歴代艦長のパネルからも感じられる。
船内には風呂、洗濯機、乾燥機も。
船内をじっくり見せて頂いて、あっという間に1時間が過ぎていた。
最後に、自衛隊員の皆さんが被っていた帽子を見せて頂く。
オシャレな帽子、南極観測船の面白さをつまみ食いすることができました。