パソコンやスマホだけでなく、テレビやゲーム機、体重計にまで無線LAN(Wi-Fi)が搭載されるようになった。
自宅にインターネット回線を引けば、ホームゲートウェイという名の無線ルーターまでセットになっていることがある。
これだけ無線LANが生活に浸透していたとしても、たまに必要になるのは有線LAN。線で繋がっていることの安定感を求めて有線LANにすることはあるが、今回はASUSのRT-AC68Uという無線LANルーターのセットアップをするために有線LANが必要になった。
WPSなどを用いて無線LAN接続でのセットアップも可能だが、設定の最後に失敗した場合を考えると有線での接続を維持しておくことも大切。
特に今回は実家での作業だったため、セットアップ時に持ち運べる端末が必要だった。残念ながら手元にあるのはSurface3。インターフェイスはフルサイズのUSB3.0端子、Mini DisplayPortなので有線LANでの接続はできない。
というわけで、有線LANを使いたいが為に購入したのはI-O DATAさんの「ギガビットLANアダプター搭載 USB 3.1 Gen 1(USB 3.0)ハブ」のUS3-HB3ETGだ。Amazonで2,500円前後で購入した。
目次
USBポートに挿すだけで使える手軽さ
使っているSurface3はWindows10が搭載されている。そのため、このアダプタをUSBポートに挿すだけで使えるのだ。わざわざドライバを入れたり、初期設定をしたり、といった作業は不要。
USBポートに挿して数分待つだけで設定が完了する。
同梱物も非常にコンパクト
箱の中に入っているのは緩衝材に包まれた本体と小冊子のみ。
昔であれば8cmのドライバCDなどが同梱されていたが、前述の通りドライバも必要ないのだろう。
非常にコンパクトにまとまっている。
LANポート+USBポート×3、ケーブル長80cm
製品名をじっくり見てみると「ギガビットLNAアダプター搭載」と書いてある。
メインの機能はUSBハブなのだろうか。
そのおまけの機能に有線LANであるギガビットLNAアダプターを搭載したのか。
というわけで、USBも3ポートついている。
Surface3は標準サイズのUSBポートは1つだけ。LANアダプターを挿してしまうと、その他のUSB機器が使えない。マウスなどはBluetoothでもいいけれど、いざというときにポート数に余裕があるのはいい。
持ち運びしやすいサイズなので、USBハブとして買っても問題なさそうだ。
ケーブル長は80cm、デスクで使う分には充分な長さ。
お手頃価格なのにUSB3.1Gen1に対応
購入価格は2,500円程度。お手頃価格なのに、しっかりとUSB3.1Gen1に対応している。
たまにリーズナブルな価格の商品を買うと、旧規格だったり、下位規格だったりする。
I-O DATAさんのこのアダプタはUSBの接続端子が青色モデル、つまりUSB3.0に対応しているということ。
できれば有名メーカーのものを
USBに挿すもの、ネットワーク周りで使うものについては、できれば有名メーカーのものを使いたい。
セキュリティの面でも、名前もしらないメーカーのものは心配だからだ。
製品のクオリティだけでなく、マルウエア、スパイウエアなどに気をつけるなら。確実な保証があるわけではないが、有名メーカー、大手メーカーのそれを買った方がいいと思うのだ。
リモートワークや会社で使うにもピッタリだった
当初はSurface3に有線LANを増やす目的で買ったのだが、有線LANとUSBが一体になっている便利さは別のところにもあった。
リモートワーク時、会社から持ち帰ったノートPCに挿すこともできたし、オフィスが有線LANでノートパソコンを利用している場合、キーボードやマウスと一緒に有線LANが1つの端子でまとまるのは便利だった。
会議で移動するときなど、今までは、キーボード、マウス、LANケーブル、と3つ外していたのが、USBポートを1つ外すだけでいいのだから。
意外と便利、投資してよかったパーツのひとつ
もともと有線LAN端子がついていなかったSurface3。数年間使っていたけど有線LANが必要な場面は無かった。無かったけれど、今回、実家のネットワーク周りをメンテナンスするのに必要になったのだ。
慌てて買ったI-O DATAさんのアダプター。そのメンテナンス1回のために買ったようなものだが、それ以降、電番を着実に増やしている。ほとんどはUSBハブとして。たまに有線LAN接続を。
3,000円しない価格帯で、全てがちょうどよい印象なのは、このアダプター。1個持っていても悪くないな、と改めて実感している。