空港へのアクセスとして、珍しくも一般的なモノレール。
なぜモノレールが採用されるのか、具体的な経緯などは別にして。
羽田空港も伊丹空港もモノレールが乗り入れている。
といっても、乗り入れているのはこの2つの空港だけなのだが。
2003年に開通した沖縄都市モノレール「ゆいレール」は、那覇空港とてだこ浦西駅を結ぶ。
空港から見えるモノレールの駅は、まるで伊丹空港のそれと同じような雰囲気。
那覇空港唯一の交通手段がモノレールだ。
クルマかバスかモノレールか。
ターミナルビルをでてすぐ、モノレールの駅がある。
実は那覇空港駅は日本最西端の駅だとか。
モノレールは鉄道に含まれるので、一番西にある駅になるのだという。
ちなみに隣の赤嶺駅は、日本最南端の駅だ。
関東からの旅行客狙いなのか、ペンギンのマスコットがICカードの利用を促進している。
通常のきっぷは、QRコードになっているものを採用。
ピッと読み取らせて改札口を通過するのだ。
そういえば、北九州モノレールもQRコードタイプのきっぷを採用している。
那覇空港は終着駅のため、全てのモノレールがてだこ浦西方面へ。
乗り間違えることがないのは旅行者にも安心。
モノレールの面白さはポイントにもある。
固そうなレールがぐにゃぐにゃと動く様は、いいネタになるということ。
というわけでモノレールの到着。
丸みを帯びたデザイン、そして2両という短い車両。
前を見たがる人用のシートが設けられているのもモノレールらしさ。
観光地都市だと、こういう配慮もあるのだろう。
沖縄の街並みを感じながらモノレールは進んでいく。
これだけの急勾配なら、モノレールのような駆動でないと上っていかないだろう。
車内に設置されていたのは沖縄セルラーの機器。
沖縄といえば沖縄セルラー。
通信会社で働いていた身としては、こういうところにもニヤニヤするのだけど、一般の方からすれば何が面白いのか分からないだろう。
というわけで県庁前の駅で下車。
沖縄県庁の最寄り駅ということで、比較的大きな駅だ。
OTVをバックにモノレールの写真を撮るのにも良さそうな駅。
タイミングがいいと、すれ違うところも撮影できそうだけれど。
今回は那覇空港から県庁前まで。
沖縄県庁以外にも、国際通りが近い県庁前駅なので、フラっと遊びに行くにはちょうどいい距離かもしれない。
西に南に日本の端っこを感じながらのゆいレール。
ゆいレールができるまでは、沖縄県には鉄道がなかった、ということになる。
せっかくモノレールが通ったのだから、最●端の駅を活かしていこうじゃないか。