名古屋から大阪に行くのであれば、アーバンライナーを利用するのが一般的です。アーバンライナーのデラックスシートはよく使うけれど、伊勢志摩ライナーはどうだろうか。実際に乗って確かめてきました。
目次
近鉄名古屋発、賢島行き
伊勢方面に向かう伊勢志摩ライナーは最後尾がデラックスシートの1号車。これはアーバンライナーと同じだ。地下改札口から一番近いほうなので、乗るのも楽チン。
デラックスシートを見てみよう
それでは実際に車内へ進んでみることに。
近鉄名古屋~伊勢中川間であれば、デラックスシートの追加料金は+210円だった。
1+2席の独立シート
車内は1+2列の独立シートだ。2列側のシートも、それぞれが独立しているため、隣の人とひじ掛けの取り合いになることもない。
アーバンライナーと違うところは、1+2列か2+1列か。賢島/大阪方面に向いたとき、伊勢志摩ライナーは左側に2列、右側に1列だが、アーバンライナーは左側に1列、右側に2列だ。
どちらも1列席がA席になり、2列席がB・C席になる。
背もたれにテーブル無し、作業には向かない
背もたれにテーブルが無いので、パソコンを開いて作業するには向かない。一般特急であれば、背もたれのところにテーブルがついている車両もあるのに。
伊勢志摩ライナーのデラックスシートテーブルは、非常に小さく使い勝手は悪かった。お弁当を広げるのも躊躇してしまいそう。
ひじ掛けにコンセント有り
今回乗車した伊勢志摩ライナーにはコンセントがついていた。ちょうどひじ掛けのところにコンセントがある。足元にあるアーバンライナーとは違うところ。
ただ、全列車にコンセントがついているかどうか、は分からない。改修中の車両があるかもしれない。それが近鉄特急の面白いところ。
飛行機のような空調付き
意外とこんなところが嬉しい。飛行機のような空調の吹き出し口がついている。風量、風向を調整できるので、快適な移動ができるだろう。
足元にはフットレスト
グレーの部分がフットレストだ、裏側は布地になっており、靴を脱いで使用するように、とのこと。
ランプが購入座席かどうかを教えてくれる
席番号が書いてあるところに、小さなランプがついている。緑色と青色のランプは、購入された席かどうかを示しているようだ。緑色はお客様がいる席、青色は空席であることを示すランプだ。
伊勢志摩らしく、真珠を使った車内装飾
深みのある色のカーペット、広めのシートピッチ、ゆったりと座れる座席。追加料金を払っても満足できる作りになっていた。
デラックスカーの外でも楽しめる
車両連結部には、冊子やニュースペーパー、おしぼりが設置されているのは、なんとも近鉄らしい。
最後部は全面展望
こちらは、車両の最後部。パイプでできた腰掛も設置されており、大きな窓からの車窓を楽しむことができる。
これは見ごたえ充分だ。近鉄名古屋から賢島方面に向かうと最後尾。賢島から近鉄名古屋方面に向かう伊勢志摩ライナーであれば最前列で運転と風景を見ることができる。
まとめ
そうこうしているうちに、乗り換えポイントの伊勢中川駅へ。近鉄名古屋駅を出て、ちょうど1時間。快適な移動を楽しむことができました。
落ち着いた車内、ゆったりと移動するには、デラックスシートしかないでしょう。ラグジュアリーな時間を堪能できますよ。