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ダイヤ改正と北陸新幹線延伸
2024年3月16日
JR各社ではダイヤ改正が実施される。
今回の目玉は北陸新幹線の延伸だろう。
振り返れば1998年の長野オリンピックに合わせてか、まずは長野駅まで開業した北陸新幹線(長野新幹線)だったが、2015年3月14日は現在の金沢駅まで開業した。
この前日、出張で長野に行っており、金沢延伸間近の長野新幹線に乗ることができた。
それから9年、ようやく福井県敦賀市まで開業する。
敦賀市には何度か行くことがあり、2020年6月に訪問した際は「2023年春開業予定」と書かれていたが、2024年3月に延期したようだ。
北陸新幹線が待ち遠しい
新幹線が開業するというのは、地元としては一大イベントだろう。
戦前は敦賀港とウラジオストクを結ぶ航路があったり、その先には欧亜国際連絡列車が運航されており、ヨーロッパまで直通で渡航できる地であった。
また、敦賀駅周辺には、柳ヶ瀬トンネルだったり、北陸トンネルだったり、鳩原ループ線だったり、興味深い鉄道施設があることも間違い無い。
敦賀市は日本原子力発電の敦賀発電所があったり、北陸電力の敦賀火力発電所があったり、また昆布の加工物などが有名だろう。
嶺南地域としては最も栄えた街となっている。
あちこちに新幹線の準備が
たぶん、そろそろお披露目される(であろう)看板を発見。
ごく最近の新しい看板だろうから、新幹線の開業に合わせてお披露目では?と勘ぐってしまう。
駅前以外にも敦賀市内では北陸新幹線への期待が見られ、市内の氣比神宮でも新幹線開業に合わせた展示物が準備されていた。
金沢から先は、小松、加賀温泉、芦原温泉、福井、越前たけふ、敦賀と6駅の開業だ。
残念ながら駅周辺では新幹線は見えない
訪問した日は開業の1週間前。
試運転の新幹線は走っていたが、残念ながら全く見えない。
駅近くのスターバックス前から撮影した写真はこちら。
パンタグラフしか見えない、これはあまりにも残念。
駅前の立体駐車場からも見えない
下の写真の正面に写っているのは敦賀駅、右端に写っているのは「敦賀駅前立体駐車場」だ。
立体駐車場に上ったら、なんて誰もが考えるみたいだが、残念ながら立体駐車場の屋上からでも、新幹線はほぼ見えない。
ちゃんと公式で、ほぼ見えない!と案内されている。
また、開業の際は利用制限もあるようだ。
写真撮影や見学はNGとのこと。
在来線は見えるものの、新幹線は見えない。
要塞のような敦賀駅はよく見えるのだけど。
金沢方面であれば、本当に小さく見ることはできても。
肉眼ではほぼ見えない、ヘッドライトが光っているから、あぁ新幹線が近付いてくるな、と思える程度。
また、車両基地方面についても車体の上部ラインが見える程度で、何も面白くない。
敦賀駅周辺では、撮影するのは非常に難しいだろう。
ちょっとだけ駅構内へ
以前、券売機があった場所にはみどりの窓口ができており、着々と開業の準備がされている。
設備稼働前の列車案内があるのも間もなく開業の雰囲気が漂う。
衝立の隙間から見える新幹線ホームへの通路があったり。
金沢方面からやってくる特急しらさぎを見ることができるのもあとわずか。
北陸新幹線開業後は全てが敦賀駅が始発となる。
また、在来線ホームではなく、新幹線ホームの1階に新設される特急用のホームから発着だ。
駅周辺にも新しい施設が完成
敦賀市の知育・啓発施設プロジェクトの「ちえなみき」も敦賀駅のすぐそばにある。
書店でも図書館でもない施設は、なかなか興味深いもの。
また、敦賀駅よりクルマで10分ほどのところには、原子力科学館「あっとほうむ」があるが、その斜面に立つ展望台からは、敦賀駅がよく見える。
ちなみに、あっとほうむの屋上からも新幹線が見えるそうだが、時間指定・人数制限ありの見学イベントでしか見ることができないので要注意。
いよいよ開業!盛り上がれ福井
敦賀駅周辺は、いつも以上に混雑していた。
例の立体駐車場も、満車で入庫待ちができるくらい。
北陸新幹線の開業をきっかけに、どんどん盛り上がってくれたらと思う。
まだまだ知らないところがいっぱいの敦賀市、時期を改めて再訪したいもの。
そのときは、北陸新幹線で訪れてみたい。