モノ選びのルール、と言われて何を思い浮かべるだろうか。
割引シールが貼ってあるとか、とにかく超いいヤツとか。
昔はそんな基準でたくさんのモノを買っていたけれど、最近はちょっと変わってきた。
最近のモノ選びのルールは「ワクワクするか」「誰が作ったか」だったりする。
今回は「誰が作ったか」にこだわって、1冊の本を買った。
人生を変えるモノ選びのルール:思考と暮らしをシンプルに
「monograph(モノグラフ)」というブログを運営している堀口さんが書いた本。
“あの”堀口さんだからと思って買った。
何も考えずに買ったので、実のところタイトルも知らなかった。
Amazonの検索窓に著者名を入力したら出てきたから。
どんな中身かも分からず、でもそれが結果的にワクワクさせてくれる。
本屋さんで手に取るより、ワクワクしたのだった。
「モノマリスト」という考え方
ツイッター上では「#モノマリスト本」というハッシュタグがついてシェアされることが多い。
ミニマリストから、モノマリストへ。
好きなモノを手に入れて、人生は変わっただろうか。
独り占めしないこと
この本を読んでいて、一番響いたのはこれだった。
どうしても、僕自身が独り占めしてしまう。
僕は僕、他人は他人と。
「誰かに教えてあげたい」という気持ち、どこで落としてきたんだろうか。
手ざわり
もう一つ、キュンキュンきたワードがこちら。
「一見は手ざわりにしかず」
今回、この本はネット通販で購入した。
配送された袋から取り出したときに「おっ」と思った。
紙の質感にドキっとした。
表紙だけでなく、帯も同じ紙だろうか。
中を開いて読んでいくと「一見は手ざわりにしかず」
なるほどな。
店頭で手に取っていたら、手ざわりで本を買っていたかもしれない。
意外と本だった、読み応えあり
モノの紹介、レビューなのかと思ったら。
意外と本だった。
モノに対する思い、価値、基準。
堀口氏のインタビューを読んでいるかのように。
いいモノを手に入れたとき、そのアツイ思いをシェアできるだろうか。
いいモノに出会ったとき、冷静に判断できるだろうか。
平たく言えば「買い物指南書」
そこには収まりきらないパワーを感じる一冊。
一度手に取ってみてはいかがだろうか。
これは「紙の本」で読んでほしい、そんな手ざわりだった。