よく利用していたタイムズカーシェアの料金体系が2019年10月から変わるので、他のカーシェアとの比較をしてみます。基本的に税込み表記です。
比較するのは
結論!!料金による大きな差はなし
2019年10月の時点で、各社横並びに近い料金体系になってしまいました。
タイムズもオリックスも並クラス、上クラスの2つだったのが、並・上・特上の3つに分かれてしまった。距離料金の設定、パック料金の見直しなどもあり、ビックリするほどの差がない。
唯一オリックスカーシェアが、6時間以内の利用でも距離料金が加算されるので、6時間以内の利用で、ある程度の距離を走るのであればオリックスカーシェア以外を。6時間を超える利用であればオリックスカーシェアが1割程度安い印象だ
また、6時間以上使うのであれば、レンタカーを視野に入れた方が随分とお得な場合も。早朝・深夜の利用が難しいことはありますが、カーシェアの距離料金16円/kmはちょっと高め。
特にタイムズカーレンタルであれば、キャンペーンなどを併用すると一気に安くなるので、カーシェアより随分とお得に使えそうです。
月額基本料
タイムズ | 880円 |
オリックス | 840円(個人プランA) |
カレコ | 980円 |
カリテコ | 1,045円(デラ乗り) |
月額料金は1,000円程度の設定が多いですね。一部、月額無料のプランもありますが利用料金がアップ。どれくらい使うか、で決めると良いでしょう。
また、月額料金相当分が無料利用分として使えますので、たくさん利用する方はあまり考えなくてもよいかもしれません。
利用料金
実際の利用料金はどうなのか。いわゆるコンパクトカークラスで比較してみました。
ヴィッツ、ノートクラスを4時間、50km使ったとき
時間料金+距離料金=利用料金 | |
タイムズ | 3,520円+0円=3,520円 |
オリックス | 3,360円+800円=4,160円 |
カレコ | 3,360円+0円=3,360円 |
カリテコ | 3,344円+0円=3,344円 |
オリックスカーシェアは距離料金がかかるので少し割高。他のカーシェアサービスだと6時間以内は距離料金が込みになっているところが多いですね。
ヴィッツ、ノートクラスを12時間、400km使ったとき
時間料金+距離料金=利用料金 | |
タイムズ | 6,490円+6,400円=12,890円 |
オリックス | 5,200円+6,400円=11,600円 |
カレコ | 5,700円+6,400円=12,100円 |
カリテコ | 6,380円+6,400円=12,780円 |
タイムズレンタカー(参考) | 6,480円+4,000円=10,480円 燃費15.0km/l、ガソリン150円/lの場合 |
12時間利用の場合、ベースの料金が安いオリックスカーシェアが目立っています。距離料金はコンパクトカークラスの場合、各社16円/km。燃費で割り戻してみると、ちょっと高めな印象。
代わりにレンタカーを借りたとしたら。距離を使えば使うほど、レンタカーのほうがオトクになりそうです。と言っても、カーシェアのメリットはすぐ使える、24時間使える、ということなので、家の近くにカーシェアステーションがあったら、カーシェアを使ってしまいますね。
補償制度
対人・対物(免責0円) | 車両補償(免責0円) | 人身傷害(1名あたり) | 営業補償等の 免除サービス | |
タイムズ | 無制限 | 時価額 | 無制限 | 330円/1利用 |
オリックス | 無制限 | 時価額 | 3,000万円 | |
カレコ | 無制限 | 時価額 | 6,000万円 | 330円/24時間・1予約 |
カリテコ | 無制限 | 時価額 | 無制限 |
大事な補償制度の話。対人対物は各社無制限、車両補償も免責額0円で時価額が補償されます。
違うのは人身傷害。これは車に乗っていた人、ドライバーや同行者の補償をしてくれるもの。3,000万円が多いか少ないか、と言われると、感覚としては人それぞれですが、僕は少ないと思っています。後遺障害を残したら負担は増えるばかり。
安心なのは無制限のタイムズとカリテコですね。
また、タイムズとカレコは事故発生時の休業補償や、タイヤパンクなどの補償されない負担を免除してくれるサービスも提供しています。
まとめ
消費税増税のタイミングで、料金の差が少なくなったカーシェアリング。アプリの使い勝手や、自宅から近いステーションにあるクルマを使うことになりそうです。
状況によってはレンタカーのほうが、ぐっとお値打ちになることも。吟味して使いこなせるようになるといいですね。