「測る」「計る」「量る」
長野県松本市、松本駅から10分ほど歩いたところの中町通りにある博物館が松本市はかり資料館。
松本市立博物館の分館として、旧竹内度量衡店を改装し1989年に開館した。
目の前にバス停もあるが、松本駅からのんびり歩いて訪問するのもいい。
「はかり」は重さを量るだけじゃない
改めて考えると当たり前のことだけど、はかりと言われれば重さを量るだけだと思い込んでしまっていた。
もちろん重さを量るはかりもあるけれど、升だったり定規だったり、容量や長さをはかるものもある。
大きなはかりは郵便局にあったもの。
2001年まで存在していた郵政省時代のはかりとか、懐かしい。
10mgの差を見分ける?雌雄選別器
蚕の雄雌判別は、欠かすことのできない大事な作業。
かつては熟練者が外観的な差を見分けていたそうだが、雌繭が雄繭より10mg重いとのことで、その選別が誰でもできるように用意されたのが雌雄選別器だ。
体験コーナーも用意されている
実際にはかりを触ってみたり、天秤を触ってみたり。
重さや長さや容量をあれこれはかる体験コーナーもある。
第二展示室、第三展示室には養蚕と旧三松屋蔵座敷
奥に長い作りになっている松本市はかり資料館。
はかりのこと以外にも蚕のことが展示してあるエリアや、旧三松屋蔵座敷を見ることができる。
まとめ
入館料は大人200円、資料館をぐるりと見るには20~30分ほど。
松本に行ったら、ふらりと立ち寄るのもいいかもしれない。
松本市はかり資料館がある中町通りは、商店も多く並ぶので散歩するにはピッタリだ。
また、徒歩圏内にはなわて通り商店街や松本市時計博物館、松本市立博物館もあるので高尚な1日を過ごすきっかけにしてみては。