駅前にホテルがあったから、という理由だけでやってきた東府中駅。
改札口の列車案内を見てみると「府中競馬正門前行き」という文字が。
新宿、八王子方面の案内に比べるとずいぶんと小さなサイズで。
なんでも、東府中駅の隣にあるのが、府中競馬正門前駅だったのだ。
目次
東府中から府中競馬場正門前駅へ、博物館程度の距離を走る
東府中駅と府中競馬場正門前駅の距離は約1km。
1kmなんて、遊園地や博物館に設置されている鉄道みたいなものだ。
走っている列車は、京王電鉄の普通の電車。
これだけ賑わっていたとしても、競馬場専用の駅みたいなものだから、京王電鉄内での利用客数は最も少ないとか。
競馬が開催されていない日は閑散としているのだろう。
ホームは立派で10両編成の車両も停車することができるし、そもそもホームの面積が広い。
改札を出たら目の前が東京競馬場
舞浜駅より、ユニバーサルシティ駅より、目の前に目的地がある。
正門前とはまさに名前の通り、高架橋を進めば東京競馬場の正門に行くことができる。
競馬場には入場券が必要
東京競馬場に限らず、競馬場には入場券が必要だ。
東京競馬場や、中山、中京、京都、阪神は200円、札幌、函館、福島、新潟、小倉は100円だが、G1開催日などは入場料も変動する。
東京競馬場も、フェブラリーステークス当日の入場は500円だった。
初心者にも優しい「ビギナーズセミナー」
身近なところに競馬ファンがいればいいけれど。
そうじゃない人向けに、ビギナーズセミナーを開催しているようで、初心者にも安心の東京競馬場。
基本的なことから、競馬新聞の読み方、実際に学んだことを実践できるようなコースまで。
ふらりと立ち寄っても困らない。
ちなみに、オンラインでも学ぶことができる。
レースの様子は誰でも見ることができる
レースはコースの前でも見ることができるし、スタンドで見ることもできる。
有料のスタンド席は、その大きさだけでも圧巻。
競馬って、潤っているんだなぁなんて思う瞬間だ。
屋外席もあれば、空調の効いたガラス張りの屋内席もあるとか。
座席で勝馬投票券を買うこともできるシートは、数千円するらしい。
コース前でも充分に見ることができる
G1などの有名レースであれば、ごった返すかもしれないが、そうでないときは無料エリアからでも楽しむことができる。
ゲートが開いて、各馬が走り出すところ、1周回ってゴールするところも、なかなか迫力がある。
特に大きなレースだとスタンドからの声援の大きさが、競馬場らしさに拍車をかけてくれるのだ。
高さ11.2m、幅66.4mの大型ビジョン「ターフビジョン」は世界最大級。
レースの結果やオッズだけでなく、他の競馬場でのレースの様子なども映し出されていた。
JRA競馬博物館も興味がある
東京競馬場の東門に近いところには、競馬博物館もある。
過去の競走馬の写真やグッズが飾ってあったり、その時々に合わせた展示がされていたり。
競馬博物館への入場は無料だが、競馬場に入るのに入場料が必要だ。
その他にも、乗馬が体験できたり、馬車に乗ることができたり
レースをする以外にも楽しめる施設がたくさんある場所だった。