大阪で1泊する予定だったが、翌日の予定がキャンセルに。その電話を受けたのが20時56分の梅田駅だった。
今ならまだ名古屋に帰ることができる。
近鉄特急の名古屋行き最終は大阪難波駅を21:30に出発する。残念ながらこれはアーバンライナーではない。ということは、残念シートの近鉄特急に乗る可能性が。というわけで、ひとまず御堂筋線で難波に向かう。
前もって近鉄で移動することが分かっているときは、週末フリーパス(4,200円)や金券ショップで名阪ビジネス回数きっぷを買うが、今回は予定外の乗車に。定価できっぷを買った。
大阪難波駅近くにあるチケットセブンは営業時間が21:00まで。残念ながらこの日はもう閉まっていた。
というわけで、久しぶりに運賃表を眺めるのだけど。大阪難波駅から一番高いきっぷが近鉄名古屋駅だった。これは車輪の唄ゲームができそうだ。
急いできっぷを買い、エスカレーターでホームに向かう。近鉄名古屋行きの特急は8両編成。大和八木や名張、白子に停まるので、近鉄名古屋駅に到着するのは23:49だ。
奥が近鉄名古屋方面、見た目は綺麗な列車だが、前と後ろでは車内の様子が違う。同じ特急料金を払っても、当たり外れがあるのが近鉄特急のニクいところ。
今回選んだのは1号車の座席。直前に近鉄のインターネット予約で特急券を購入した。1号車は喫煙席なのだが、座席禁煙。つまり喫煙コーナーが設置された車両というわけ。
意外と空いているので座席禁煙のときは喫煙マークのついた車両を選ぶことが多い。
ただ、前方(近鉄名古屋寄り)は、残念なシートが多いのだ。背もたれのテーブルが無く、隣の人との肘掛けもない。後方(大阪難波寄り)の車両はコンセント付き、大きなテーブル付きの綺麗な車両のことが多い。
機能性を重視するか、混雑具合を重視するか。インターネットの予約画面を見ながらいつも悩むのだ。
行きもハズレで、帰りもハズレ。座席はハズレだったけど、隣の席は乗客がおらず、ゆったりと移動することができた。
ちなみに、当たりの車両だとこんな感じのテーブルとコンセントが。ただ、この車両は混雑していることが多い。知っている人は知っている。料金は全く変わらないので、その日の気分で選んでもよさそうだ。
夜の電車は車窓が単調である。気付いたらウトウトしており、あっという間に近鉄名古屋駅に。隣がいない快適さのおかげでぐっすりと眠ることができた。
外からの見た目と、シートのギャップに驚かされる近鉄特急。そんな近鉄特急も大阪~名古屋間で2020年3月には新型車両が投入される予定になっている。余裕をもってアーバンライナーや新型車両に乗れるように。快適な近鉄特急ライフを送りたいものだ。
この時間になると改札内のコンビニエンスストアも閉もまっていた。それもそのはず。この時点で乗車できるのは、00:01発の富吉行きのみ。これが近鉄名古屋駅を出発する最終列車となるのだから。ちなみに近鉄名古屋着の列車はまだ数本あるようだ。
生きることは動くこと
料金…4,240円 内訳…2,410円(乗車券)、1,830円(特急券・インターネット予約割引)
距離…189.7km
CPK…22.4円
(※Cost Per Kilometer)
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