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十和田市民図書館は、安藤忠雄建築研究所の設計
青森県十和田市にある十和田市民図書館、2015年10月にオープンした。設計が安藤忠雄氏、十和田市現代美術館とのコラボコーナーもあったり、オープン当初から話題の図書館だった。今回、十和田市にお邪魔するきっかけがありさっそく寄ってみることに。アートで有名な十和田市だけに、期待の公共施設でした。
十和田市民図書館
住所…青森県十和田市西十三番町2-18
電話番号…0176-23-7807
開館時間…9時~20時
休館日…毎月第4木曜日、年末年始、蔵書点検期間
WEBサイト…http://www.towada-lib.jp/
寒い地域だからか、風除室が横向きに
まず図書館に入るところから。この写真は図書館内から撮影したもの。
風除室が横向きに設置されているのは風が強くて寒い地域だからなのか、珍しいと思ってしまう作りになっていた。
中央部には三角形の採光部が
外観が特徴的な十和田市民図書館、三角形の屋根は採光部となっている。天井高もあるのでエントランスが明るくすっきりしている印象だ。
十和田市民図書館の充実した館内、通りに面して横長のつくりに
十和田市の中心部、官庁街通りに面して作られている十和田市民図書館、大きく3つのパートに分けられて建物は建っているようだ。
横長の建物は、スマートでかっこいい
通りに面している閲覧コーナーや、いろいろなタイプの席も
閲覧コーナーは通りに面しており、手元の明るさもバッチリ。
デスクタイプや、ベンチタイプの席など、様々な雰囲気が楽しめる。
学習コーナーや、AV視聴コーナー、インターネット端末が置いてある席も。
美術館とのコラボコーナーも
徒歩5分ほどの距離にある十和田市現代美術館とのコラボブースも。ここも三角屋根の採光部となっており、落ち着いて座ることもできる。
児童書コーナーにあるのは「おはなしルーム」
絵本を読み聞かせたり、紙芝居をしたり、地域の読書団体による読み聞かせの会が開催されたり。
“音”の配慮がされた「おはなしルーム」はガラスで区切られている。親子で本とふれあえる場所、靴を脱いでゆっくりと読み聞かせができる場所なのだ。
東西に長い建物は明るさも充分にあり、本も選びやすい。
十和田市民図書館で知的好奇心を追い求めて
僕が知る図書館は、暗くて無機質だった。
紫外線から本を守るためにも、窓をあまり設けないというのも、一つの考え方だそう。
十和田市民図書館は、木の温もり、大きな窓、細かな配慮で、とても過ごしやすい場所だった。
見た目が美しいこともあって、多くの方が写真を撮るのだろうか、「撮影するときはサービスカウンターまで申し出るように」との説明も。
スタッフの方は優しく対応してくださり撮影ができた。
リーフレットも用意されているので、本以外の”建物”についても、しっかりとコンテンツ化されている。
無理にアート、アートしていない雰囲気の図書館、実用的かつオシャレな建物。
本を読みに行くのか、素敵な建物を感じに行くのか、どちらが目的になるのだろうか。
地元にも、こんな図書館があったら、と思ってしまった。
十和田市民図書館(十和田市教育プラザ内)
施設概要
設計…安藤忠雄建築研究所
構造…鉄筋コンクリート造1階建て
延面積…約2,570平方メートル
着工…平成25年7月
竣工…平成26年12月(第1期)/平成27年9月(第2期)
住所…青森県十和田市西十三番町2-18
電話番号…0176-23-7807
開館時間…9時~20時
休館日…毎月第4木曜日、年末年始、蔵書点検期間
WEBサイト…http://www.towada-lib.jp/