予想していた。帰省ラッシュがスゴいことくらい。それにしても、年末、最終日までこんなに混むのか。もっと早い時期に帰省しているものかと思った。
ご丁寧に「満席」の看板が。そんなときは自由席を狙うか、デッキにするか。
時間には余裕があったので在来線も考えたのだが、青春18きっぷではないので、片道6,380円かかる。
すぐに出発する新幹線じゃないとしても??お見事。「×」しかない。東海道・山陽新幹線に限らず、東北や北陸に向かう新幹線もだ。もっと早く帰省しよう。
というわけで、自由席のきっぷを予約。改札機から出てくるご利用票、ちょっと印刷ズレが。
目次
こだま号を狙うも、イマイチ
ボーッとしていても大丈夫な名古屋止まりの新幹線を選びたい。14時26分発のこだま663号 名古屋行き。これに乗れば乗り過ごすこともない。
この時点では回送列車の処理をしているところ。まだこだま号は入線していない。
こだま号は、自由席車両が多いのだが。想像以上に乗客が待っていた。テンションが下がってしまう。座れるかもしれないが混んでいる、そして時間がかかる。というわけで、のぞみ号を立って利用することに。
のぞみ39号、博多まで行く人気の列車
乗り換えの手間を考えたら博多行きの列車は一番混雑する。名古屋や新大阪、広島に行きたい人も乗れるからだ。
というわけで、東京駅18番線から出発する14時10分発、のぞみ39号をターゲットに。
出発まで、あと少し。飲み物を買う時間もなく(写真を撮る時間はあった)車内に。
「空いているドアから乗って下さい」とアナウンスがあった後、発車ブザー。
先頭車両、最後尾車両は扉のカタチが若干違う。ドア枠には、せり出すパーツがついている。出発時の動作音が意外と大きく、ちょっとビビってしまう。
新幹線から東京観光
今回もデッキに乗車。進行方向左側と右側を楽しむことができた。
浜松町に到着するモノレールを眺めながら。奥に見えるのは浜松町ビルディング、港区芝浦1丁目1番1号に建っている。数年後には建て直されるような話も。
東工大の附属高校。目の前を新幹線が走る学校。
品川に到着。
品川を出て左手に見えるのは車両基地や、湘南新宿ライン。
住友不動産大崎ガーデンタワーには乗っている新幹線がキレイに映る。
東急大井町線、下神明駅が見られるのは進行方向左側。
神奈川県を車窓から観光しよう
東京駅を出発して、20分ちょっと。多摩川を渡ると神奈川県に入る。
横須賀線、湘南新宿ラインの武蔵小杉駅の真横を通る。武蔵小杉駅側から見ると、新幹線を間近でみることができる。しかもホームはカーブしているので、動きのある新幹線を見ることが。
駅っぽい写真を狙ったが、停車中の電車に阻まれてしまった。
鶴見川を渡り、菊名ドライビングスクールが見えたら、まもなく新横浜駅。
新横浜駅も混雑していた。帰省に旅行、移動する人がたくさんだ。新横浜駅を出発すると、次は名古屋。のぞみ号、恐るべし。
727COSMETICSの看板は、どこにでもある。
高速道路やバイパスと交差する。
少し街並みが変わると、御殿場線の上をパスする。真っ直ぐな御殿場線。
丹那トンネルができる前は、ここがメインの路線だったのだが。今は東海道線にその座を譲ってしまっている。
品川で離ればなれになった東海道本線とは、酒匂川で合流することに。
間もなく小田原駅。JR東日本の車両に、小田急線の車両が並ぶ。
小田原駅通過。
この辺りは相模湾も近く、海が広がる光景も。
湯河原までが神奈川県。奥に見えるのは東京駅を13時30分に出発した特急踊り子117号か。
静岡県を車内から楽しむ
熱海駅を通過。熱海駅は土地の制約があり、待避線がない。つまり通過列車も停車列車も同じ線路を走るのだ(新神戸駅も同様の構造)。高速で目の前を新幹線が通過するため、日本で最初にホームドアが設置されたのだ。
三島駅を通過すると車両基地が。
神奈川県から静岡県に入ると、風景はガラッと変わる。
新富士駅を通過。新富士と言えば、インターネットのお友達が書いたこの記事を思い出す。
新富士を過ぎた直後、大きな川を渡る。富士川だ。進行方向右手を見れば、そこには富士山が。
よくある富士山をバックに新幹線が駆け抜ける写真はここで撮られるのだろう。
このあたりで駿河湾に近付く。
静岡駅の手前、進行方向左側には静岡鉄道 静岡清水線を見ることができた。グッドタイミング。
東京駅を7分早く出発したひかり475号岡山行き。静岡駅で追い抜いた。
静岡県には大きな川が4つある。東側から、富士川、安倍川、大井川、天竜川。
これはその2つめ、安倍川だ。
安倍川を渡ったあと、進行方向左側後方には富士山を見ることができる。
通常であれば山側にしか富士山は見えないのだが、この一部区間だけは逆側(=海側)に座っていても富士山を見ることができるのだ。
東名高速道路の下をくぐったら、中外製薬工業株式会社の藤枝工場が線路のすぐ横に。
ほどなくして大井川を渡る。
大井川を渡り、静岡空港の地下を駆け抜けると、掛川駅を通過。
進行方向右側、車窓から見えるのは掛川市立中央小学校の建物。
ポーラ袋井工場。静岡県は沿線に工場が多い。
間もなく浜松!!というタイミング、進行方向右側は、2020年3月に開業する御厨駅が見える。ほんの一瞬、新幹線と在来線が併走する区間があるのだ。
天竜川を渡り浜松駅を目指す。左手に見えるカラフルな建物は浜松科学館。
浜松駅通過、東京駅を45分前に出発した こだま659号を追い抜く。
広いホームは弁天島駅。
東海道線、西浜名橋、浜名大橋。
いよいよ愛知県、名古屋までもう少し
静岡県をたっぷり楽しんだあとは、いよいよ愛知県。
豊橋駅を華麗にスルーして、名古屋駅を目指す。
ラグーナテンボス、東海道線。
727COSMETICSの看板はどこにでもある。
三河安城を過ぎるタイミングに合わせて、もうすぐ名古屋駅~~のアナウンスが。そんな目安に使われる三河安城駅。
南大高駅直結、イオン大高店。
上から名古屋高速、東海道新幹線、国道1号線。六番町駅近く。
ゴールはあと少し。
太閤通、中村警察署、名古屋駅はすぐそこまで。
名古屋駅 17番線に到着
お疲れ様でした。無事に17番線に到着。東京から1時間37分かかった。のぞみ号だとあっという間に到着だ。のぞみ39号はこのまま博多まで目指す。定刻通り走れば3時間20分後、19時07分に博多駅に到着。まだ半分も走っていないようだ。
満席、大混雑の新幹線。好きな音楽を聴きながら、左側・右側の車窓を眺めていたら。あっという間に名古屋に到着した。一人旅だからできる楽しみかもしれない。
デッキはちょっとした個室みたいだ。混雑時の選択肢の一つとして。元気な日はアリだな、と思った次第。
生きることは動くこと
今回は自由席を定価で購入。とりあえず飛び乗って、あっという間に帰ってきた。
運賃…10,560円(定価・自由席)
距離…366.0km
CPK…28.9円
(※Cost Per Kilometer)