鹿児島港と鹿児島新港がある。
桜島フェリーが出港するのは鹿児島港だ。
街の看板にも「桜島フェリー」と書いてあるので間違えることはないし、それくらい生活に密着した航路なのだろう。
鹿児島港の前には大きな駐車場もあるから観光客も安心。
もちろんフェリーなので車ごと桜島に渡ることもできる。
運賃は片道大人200円、小児100円。
ちなみに原付は270円で、4m以上5m未満の乗用車は1,950円(運転手1名の旅客運賃を含む)だ。
つい先日までは、よりみちクルーズというものがあった。
直線で結ぶ航路ではなく、少し南下したところまでぐるりと回る航路だ。
フェリーの乗り場としては、こざっぱりした印象。
長距離フェリーとは違い、目と鼻の先にある桜島までのフェリーだから致し方ない。
現在は4隻体制の運行で、平日日中は1時間に3往復、深夜帯は1時間に1往復している。
船の1階、2階部分は車両甲板となっており、当たり前のようにマイカーやトラック、観光バスが積まれている。
室内も至って快適。
テレビもついているし、まさに船らしい座席配置。
中には一人掛けのシートも。
船内では自動販売機によるお土産販売や、売店も営業していた。
これはなぜかと聞かれるとよくわからないのだけど、船内ではうどんが食べられる。
やぶ金さんのうどん。
ただ、片道15分なので、ちゃちゃっと急いで食べないと目的に到着してしまう。
運航は鹿児島市船舶局が担当している公営のフェリーだ。
船は両端に操舵室があり、どちらも向きにも進めるらしい。
これこそ、本当にどうでもいいことなんだけど。
往路で乗った船の操舵室には三菱のエアコンが、復路で乗った船の操舵室にはダイキンのエアコンが付いていた。
船の醍醐味はフォントを楽しむこと
製造から年月が経っているのもあるだろうけれど、船のフォントは美しい。
ちょっと時代を感じるフォントや言い回しがある。
鹿児島港から見る桜島と桜島フェリー。
スカイデッキに出ると、錦江湾や桜島を一望できる。
100円を入れなくても見れる双眼鏡があったりもする。
と、なんだかんだしている間に桜島港へ。
船の前面から着岸し、車もそのままの方向で降りていく。
隣には鹿児島港に向けて出港する桜島フェリー。
無事に桜島に上陸。
先ほどの桜島フェリーが出港したかと思ったら、すぐに入港するような。
出入りの激しい忙しい港だ。
というわけで、今度は桜島をバックに鹿児島港へ向かう。
ちなみに日の入り直後にフェリーに乗れれば、めちゃめちゃ綺麗な風景を見ながら、デッキで風を感じながら桜島フェリーを楽しめるのだ。
タイミングがよければ、種子島や屋久島と鹿児島を結ぶジェットフォイルを見ることもできる。
ということで、帰りも15分。
鹿児島港に戻ってきた。
と思ったら、すぐに鹿児島港から桜島港に向かう桜島フェリーが。
日常の足として、愛されている航路なのだろう。
1日の平均乗降人数は15,000人ほどとのこと。
鹿児島と言えば桜島。
せっかく目の前に桜島があるなら、ちょっとばかり遊びに行ってみよう。