阪九フェリーの甲板で、瀬戸内海を楽しむ

阪九フェリーの甲板で、瀬戸内海を楽しむ

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フェリーの楽しみ方は人それぞれだ。
その楽しみ方のひとつに甲板で過ごす!というものが。

季節にもよるが心地よい風が吹いていたり、満天の星空を見ることができたり、遠くに浮かぶ明かりを眺めたり。
悪天候でなければ甲板を開放しているのもフェリーの特徴。
ということで、今回は神戸港から新門司港へ。

甲板から間近に見えるのはファンネルマーク。
そのデザインや会社ごとの特徴もあるが、まずはその大きさにびっくりする。
船はとにかく大きいモノばかり。

出発前から甲板に出られるのもありがたいもの。
遠くに東神戸大橋を眺めることができる。

甲板には手すりやベンチセットが置かれているので、天気さえよければここで過ごすこともできる。
非日常が味わえる最高の場所だと思うのだけど。

神戸港の阪九フェリー乗り場の横はさんふらわあが停まっており、出港シーンを見ることができた。

さんふらわあは神戸から大分へ。
間近で見るカーフェリーは、やっぱりデカい!

カースロープが切り離され、ボーディングブリッジが切り離されると間もなく出港する。

行ってきます!神戸港!!
船は意外とスムーズに出航するものだ。

先の東神戸大橋や六港アイランド、六甲山を背に神戸港から西向きに進む。

出発して30分ほど、右手には神戸空港が、遠くのほうに明石海峡大橋を見ることができる。

どこを進んでいるのか、どの航路を進むのかが分かる船内放送があるので、定期的にウォッチするのもいい。

また、明石海峡大橋などを通過する目安の時刻は船内に掲示してあった。

予定通り21:00には明石海峡大橋の下をくぐる。
まだ時間も早く、船内アナウンスもあったことから、ちらほらと乗船客が甲板に。

この日は21:00に明石海峡大橋が消灯する日だったので、通過して振り返ったらライトアップが終わった真っ暗の明石海峡大橋になっていた。

瀬戸内海を航行するフェリー、波も穏やかでゆったりと進む船を楽しめる。
が、航路が狭いこともあって、舵取りはクイックな印象だった。

また、遠くに陸地が見え、街の明かりを感じることができるのも瀬戸内航路の特徴だ。

フェリーに乗ったらちょっと早起き。
夜明け前の空気はとても気持ちいい。
甲板には人もいない、周りは海が広がっている。

自分だけの世界のような、そんな贅沢な気分を味わえる。

太陽が昇り始めるころには九州が目の前に迫っている。

新門司港のフェリーターミナルに向かうのか、後ろからカーフェリーがついてきた。
大阪南港から新門司港に向かう名門太洋フェリーだろう。

北九州空港を左手にパスすると、間もなく入港となる。
出発時は神戸空港に見送られ、到着時は北九州空港が出迎えてくれるのだ。

新門司港に間もなく到着。
左側はオーシャン東九フェリーで徳島を経由し東京と新門司を結んでいる。
右側は大阪の泉大津と新門司を結ぶ阪九フェリーだ。

こちらの派手な建物が新門司港のフェリーターミナル。
いやいや、派手すぎるやろ!!という印象しかない。

ボーディングブリッジにつながれ、無事に下船となる。

船の航行スピードは40km/h程度。
原付より少し速い程度だ。
ちょっとだけ夜更しをしながら、海風にあたりながら過ごすのは大人になった気がする。

何もないところを延々と進み続ける船も、なんだか面白いもの。
せっかく船に乗るなら、甲板を楽しむのがいいと思っている。