目次
本八戸から十和田へ
青森に行った話も随分と溜まってきました。
NH717(ANA717)に乗って、セントレアから新千歳空港へ
新千歳空港から苫小牧港へ、JR苫小牧駅でバスに乗り換え
シルバーティアラの2等寝台Aに乗って苫小牧から八戸をフェリーで移動
本八戸駅から十和田市まで、鉄道とバスのコラボレーション←イマココ
シルバーティアラに乗り八戸港に着いたあとは連絡バスで本八戸駅へ。八戸市の中心部に位置する本八戸駅。ホテルやレンタカー店も本八戸駅前に数多くある。
東北新幹線が停まる八戸駅までは八戸線で10分程度。ただ、本数が少ないので要注意だ。「本八戸駅」か「八戸駅」か、しっかりチェックしておこう。
本八戸駅に到着したのは8時20分、8時40分発の八戸行き普通に乗って移動。
改札は自動改札ではなく駅員さんが対応してくれるもの。
八戸市のメインの駅ということもあり、早朝から駅中(改札の外だが)でお店が営業している。ラーメン屋さん、喫茶店、売店など。朝一番で到着してもお腹は満たせそうだ。
自動券売機できっぷを買う、本八戸→八戸は190円
自動券売機できっぷを購入。いたって普通のきっぷだが。改札口は駅員さんが対応してくださる。さすがにハサミではなくスタンプタイプの入鋏、ローカルな感じが嬉しい。
本八戸駅は1面2線高架駅、走っているのはキハE130系と、ディーゼルで動く気動車なので間違っても「電車」と言わないよう。地元民からツッコミが入ります。
電気を使わないので架線が無く、空が広く写りますね。
これは逆側から撮った駅看板。長苗代方面に進み、2駅目が八戸駅だ。
近代的な車両のキハE130系
八戸方面はE132形が、久慈方面にはE131形がつながった2両編成。ローカルな気動車といえばキハ40系の印象が強いのだが、八戸線ではジョイフルトレインに使用されるくらい。今はキハE130系で運行されている。
八戸行きは1番線から発車。
駅ホームにはエレベーターが見あたらず、大きなスーツケースを頑張って運んでいる姿も見られました。
高架駅の本八戸は直線区間が続く
本八戸は真っ直ぐな駅。車両後部に乗車したので本八戸駅を車内からお見送りすることに。
架線が無い空、真っ直ぐな線路、心地いい気分になる。
途中、本八戸駅貨物扱所へ続く分岐が。もう少し進んだところには八戸臨海鉄道を見ることができる。
金曜日の朝ということもあり、車内はいつも通りな雰囲気。といっても、いつも通りを知らないのだけど。大きなスーツケースを持った外国人観光客もちらほら。
八戸駅、やっぱりデカいぞ
程なくして八戸駅に到着。さすが新幹線も停まる八戸駅。でかい!
向い側のホームには青い森鉄道が。こちらは電気で動く電車。
自動改札機が設置されています。
八戸から十和田へ、バス乗り場を間違える
八戸市を少し散策したところで十和田へ移動することに。
十和田への移動パターンは大きく3つ
- 十和田観光電鉄バスで八戸駅から十和田市へ
- JRバス東北で八戸駅から十和田市へ
- 青い森鉄道で八戸から三沢へ、十和田観光電鉄バスで三沢から十和田市へ
この中で1番を選んで行くことにしたのだが。
十和田電鉄バス(=十鉄バス)は東口から十和田「市」に行く、JRバス東北は西口から十和田「湖」に行く。
観光客からすれば、十和田市も十和田湖も同じような感じがするのだけど。バス乗り場も、乗るバスも全く違うので要注意。
もっとも、JRバス東北で十和田市街に行くことは可能だけど。どちらも本数が少ないので失敗すると1時間以上待つことも。
今回、「十和田電鉄バスで十和田湖のほうに行きたい」と聞いたら、西口に案内された。本当は東口から乗るバスだったようだ。それを乗り逃したので、1時間30分待つことになったのだ。
この写真は八戸駅東口。十和田観光電鉄バスは東口から出発する。下の写真は八戸駅西口。JRバス東北はこちらから出発。
八戸駅西口は工事中で、バス停もとんでもないところに。ただの道だ。
第3のルートを使うことに
乗り換えなしの十鉄バスだが1時間30分待ち、別の手段が無いのか調べてみたものの、パッとしない。
20分早く到着し、50円安いプラン「八戸→三沢→十和田市」を使うことに。
ここでもトラップが待っていた。
似た名前、同じ料金
それなりに慎重になるんですけどね、失敗すると1時間、2時間、あっという間にロスしてしまうので。
青い森鉄道に乗って、八戸駅から三沢駅に移動するんですが。
北上するほうを目指すと三沢駅があります。運賃570円。ちなみに逆向きに進むと「三戸」という駅があります。ここまでも570円。
「三○駅」が570円!!ってややこしくない???
無事に三沢駅行きのきっぷを購入。
金額だけじゃなくて行き先も書いてある青い森鉄道のきっぷ、買い間違えには気をつけましょう。
乗車するのは「快速しもきた号」
青い森鉄道は全線で電化されていますが、まさかの乗車したのはキハ100系。JR大湊線との直通列車の快速しもきた号に乗り、三沢までは3駅。
前方車両かと思えば、後方車両でした。そんな日もある。
八戸駅を出発すると、のどかな風景に包まれる
定刻で八戸駅を出発、あたりはのどかな風景に。
ワンマン運転らしいが、後方の運転台には車掌さん??が座っていた。業務乗車じゃないのか、ただ座っていただけで。何もしていない姿をジロジロ見られるのは、ちょっと居心地悪そうだった。
途中、東北新幹線とすれ違う。12時15分に八戸駅に到着するはやぶさ18号。
ワンマンらしい設備があるのもローカル線の特徴。
三沢駅に到着。大きな荷物を持ったお客さんも降りてくる。
かつて十和田観光電鉄が走っていた三沢駅
6年前の2012年までは、三沢駅から十和田市駅まで電車が走っていた。
その名残の駅舎があるのは三沢駅、趣のある建物だ。中にはそば屋さんがあり、出汁のいい香りがしている。
その建物の前にあるバス停から、電車代替バスが十和田市街まで出ているので乗車。1日20往復弱、三沢~十和田を結んでいるバスだ。
よくある路線バスに乗り約30分、試験場や高校、大学の前を通り十和田市内へ。運賃は670円でした。
ビバ十和田市
ようやく十和田市に到着です。12時過ぎに到着する予定だったんですが。八戸駅でのごたごたで13時15分に到着。そんなトラブルも旅行にはつきものですね。
動画も撮影しましたので、是非ご覧下さい。
生きることは動くこと
本八戸から八戸、三沢経由で十和田市へ。
距離…43km
運賃…1,390円(本八戸-八戸…190円、八戸-三沢…570円、三沢-十和田市…630円)
CPK…32.3円
(※Cost per Kilometer)