生きることは動くこと。
名古屋と大阪を移動するとき、松コース、竹コース、梅コースがあるなら、竹コースは近鉄特急だろう。
近鉄特急にも何種類かあるが、今回は名阪特急のアーバンライナーに乗車する。
目次
そうだ、アーバンライナーに乗ろう!
近鉄名古屋と大阪難波を中心に運行しているアーバンライナー、近鉄の21000系電車だ。
7:00~21:00までの毎時00分に近鉄名古屋駅を出発し、約2時間で大阪難波に到着する。
このアーバンライナーは、6両編成で運転されることが多く、その内の1両がデラックスカーになっているのだ。
まるでグリーン車、アーバンライナーのデラックスカー
名古屋~大阪間でプラス510円払うと、ちょっとリッチなデラックスシートに座ることができる。
- 全席一人掛けの横3列
- シート間隔が広い
- 電動リクライニング
- 読書灯付き
2時間の移動で+510円と考えると、ビックリするほど高くはない。
実際の席はどうなっているのか、画像で紹介しよう。
独立3列シートのデラックスシート
夜行バスの3列シートのように、仮に名古屋から大阪方面に向かうアーバンライナーだと、右2列、左1列の席になっている。
2列側の席も、一つ一つが独立した作りになっているので、圧迫感はほとんどない。
レギュラーカーでは定員が48人のところ、デラックスカーでは36人と、3/4になっているのだ。
コンセント付きのデラックスシート
列車にコンセントがあるのが当たり前になってきているが、アーバンライナーにもコンセントはある。
当初は無かったものの、後付けでしっかりとコンセントを準備してくれた。
ただ、一部の編成ではデラックスシートであってもコンセントが付いていない場合がある。
このあたりは運なのだろうか、特に時刻表などにも記載は無かった。
デラックスシートにはフットレストがある
足元にはフットレストがある。
手前に開くと絨毯の面が出てくるが、こちらは靴を脱いで使うとのこと。
ヘッドレストも上下する
頭の部分にはヘッドレストが付いている。
このヘッドレストの黒い部分が、少しばかり上下する仕組みに。
フィットするポイントを見つければ、長旅も快適なものに。
読書灯付
手元を照らしてくれるライト付き。
車内は間接照明で落ち付いた雰囲気なので、特に夜間に乗る際には重宝しそうだ。
リクライニングは電動
デラックスシートのリクライニングは電動。
ボタンを押すと、ゆっくり座席が倒れていく。
リクライニングのボタンの横にあるのは、先に紹介した読書灯のボタン。
ゆりかご型シートで、座面が沈み込む
背もたれの部分を倒すと、座面が沈み込み、身体が包み込まれるように倒れていくとのこと。
ちなみに、シートはこれくらい倒れる。
見た目はちょっとだが、座面も沈み込むので、心地いい空間になるのだ。
残念なのはテーブルが小さい
運賃、特急料金にプラス510円で使える快適なデラックスシートだが、一番の問題点はテーブルが小さいこと。
ひじかけの中にしまってあるテーブルは、半月状のカタチをしている。
ノートパソコンを置くだけのスペースがとれないことも。
作業メインで考えているなら、22000系の特急を選んだほうがよさそうだ。
※関連記事:近鉄特急か、アーバンライナーか
たまにはデラックスもいいよね
今回は非常に空いていたが、日曜日の夕方に大阪難波を出るアーバンライナーだとほぼ満席のこともある。
お値段以上の価値があると思っている人が多いようだ。
特に一人で乗る方が多いようで、C列の一人掛けシートは早い時間帯から無いことが多い。
名古屋から大阪に向かう時は、左側が一人掛け、右側が二人掛け(といっても独立席が2つ並んでいる)
大阪から名古屋に向かう時は、左側が二人掛け、右側が一人掛けになっている。
ちょっと疲れたとき、一人で移動するとき、優雅に過ごしたいとき。
たまには、デラックスシートもいいよね。
※本記事では便宜上、デラックスカーのシートをデラックスシート、レギュラーカーのシートをレギュラーシートと呼ぶことにしている。