博多名物焼き鳥弁当、リーズナブルでお酒のつまみにもピッタリ?コンテスト優秀賞の実力

博多名物焼き鳥弁当、リーズナブルでお酒のつまみにもピッタリ?コンテスト優秀賞の実力

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新幹線で移動するときは駅弁のお世話になる。
駅の売店で駅弁を選び、ついでにお茶も買う。

さて、食後のコーヒーをどうするか、というのはワゴン販売が無くなってしまった今、一番の課題かもしれない。
グリーン車に乗ればいいのだが。

今回、名古屋駅で選んだ駅弁は「焼き鳥弁当(950円)」だ。
味噌カツ、エビフライ、ひつまぶし。。。
ザ名古屋!みたいな駅弁には飽きてしまった。

これは食べたことがないヤツ?と手に取ったのが、焼き鳥弁当だった。

博多壽改良軒の焼き鳥弁当。
かつて、博多駅にて博多鉄道構内営業有限会社が「寿軒」というブランドで駅弁を販売していた。

その後、広島駅弁当株式会社が子会社として博多寿改良軒株式会社を設立、寿軒が販売していた弁当を作っている。

というわけで、おてふきは広島駅弁当株式会社のおてふきが。
「ふ」の文字がオシャレ。

醤油ご飯の上に敷き詰められた焼き鳥。
鳥皮(たれ)、もも肉(たれ)、手づくりつくね(たれ)、むね肉(塩)、うずらたまご、ぎんなんが載っている。
追いだれと七味唐辛子もお好みに合わせて。

蓋の裏には福岡・博多の焼き鳥文化が書かれている。
串に刺した今の焼き鳥は、屋台が発祥だったとか。
県民性や、焼き鳥屋の位置づけなど、興味深い内容がいっぱい。

追いだれ、七味唐辛子は、確かに美味しくなるけれど。
駅弁という性質で考えると避けたいもの。

家で食べるならいいけれど、電車の中で食べるなら、できるだけ手は汚したくないし、事故も起こしたくない。
封を開けるときに、こぼしてしまったり、ぶちまけてしまったりする可能性があるものはNGだと思っている。

といいつつも、オトナなので、無事にたれも七味もかけることができた。
串に刺さっていない焼き鳥は、どことなく寂しい感じがするのは気のせいだろうか。

といって、串に刺さっていたら指が汚れる!みたいな気持ちになるのでこれが正解だと思っている。

ブレることなく「焼き鳥弁当」らしさ満天で、なかなか美味しい。
色んなモノを詰め込むより、焼き鳥に振り切っているところが好き。

ただ、ご飯は少なめ。
ぎっしり敷き詰められているが厚みは薄いので、ボリュームを期待する人には向かないだろう。
それもそのはず、897kcalなのだから。

ただ、パッケージにも書いてあるとおり、つまみにはピッタリなのだろう。
お酒片手に楽しめるような味付け、食べやすさ、ボリュームなんだと思う。

この日、新幹線に乗ったのは16時。
夕方になりつつある風景を楽しみながら駅弁をつつく。
そういう一日があってもいいのかもしれない。

つつきやすさという意味では、焼き鳥弁当はオススメだ。
味噌カツ弁当では、食べることに夢中になりすぎるだろう。