先日、7月15日に香川県玉克津市で開催されたWordCamp男木島。その会場内で「いりこだし」のワークショップが開催された。
讃岐うどんの出汁にもなるいりこだし、「いりこだし道」という名前で香川県内を中心に活動されているそうだ。
今回はいりこだし道さんのワークショップで作った「いりこだし」をご紹介!
↓こちらはいりこだし道さんの公式ホームページ。
目次
そもそも「いりこだし」って?
いりこだしとは、簡単に言えば煮干しだし。昆布やかつお節と違い、煮干しでとった出汁のこと。
味噌汁や煮物、うどんやそばのつゆとして使われることが多い。
今回は水出しいりこだしを作る方法だった。
いりこだしの材料はこちら
小分けにされたいりこ、そして500mlサイズのペットボトル。新品のペットボトルが手に入るらしい。それに驚いた!。
煮干しなのでパリパリに干された魚になっている。
奥にあるのはよくあるサイズの名刺入れ。横幅95mmくらいだ。今回のいりこは大きめサイズと聞いていた。体長は約10cmといったところでしょうか。
それでは、さっそくいりこだしを作る準備をしていきましょう。
手順1…頭と胴体を分ける
まずは頭と胴体を分ける。煮干しなので簡単にできた。
手順2…胴体を開く
教えてくださった先生は簡単に言うけれど、そんなにうまくできるのだろうか。干した後の魚は簡単に2つになるのだろうか。その経験自体が初めてだったけれど。なかなかうまくいくものだ。キレイに半分になる。
※半分になった下の方は左右を入れ替えてあるのでお間違いなく。
手順3…わたの部分を取り除く
わたの部分を取り除くことで、より丁寧ないりこだしが仕上がるという。小さな煮干しの場合は丸ごと使ってしまうけれど、サイズが大きいものならキレイに取り除こう。
手順4…ボトルに入れる
胴体はこれで完成。完成したら、まずはボトルに入れよう。
手順5…頭はエラの部分を取り除くように。
頭の部分もいりこだしに使うのだが、えらの部分は取り除いたほうがいいようだ。これも丁寧なだし作りの基本だという、
これでできあがり
煮干し入りのペットボトルにしか見えないが、ここに水を入れることによって、美味しい美味しいいりこだしに変化する。
ラベル作りも楽しめるいりこだし道のワークショップ
ワークショップではオリジナルだしとして、ラベルも一緒に作成しました。このベースになっているデザインはWordCamp男木島仕様。
最後に簡単な案内をもらい、ワークショップは終了した。
水出しで8~12時間程度
案内には水出しで8~12時間程度と書いてある。夏場なので冷蔵庫に入れておくことをオススメされた。
実際に自宅でやってみた
家に持ち帰り、水を入れていりこだしを作ることに。この時も、すぐに水出ししないのであれば、冷蔵庫で保管しておいた方がいいとアドバイスをもらう。高温下に置くことはオススメされないようだ。
500ml弱の水を入れる
ペットボトルの蓋を開けて水を入れる。ただそれだけ。ただそれだけで、いりこだしが完成する。
アップにするとこんな感じ。干された煮干しに水を入れるとどうなってしまうのでしょうか。
いりこだしペットボトルに水を入れて12時間後
3分クッキングであれば、事前に仕込んでおいたものが出てくるのだろう。今回はちゃんと12時間待つことに。
冷蔵庫で冷やしていたので結露が発生しているが。ちょっと見た目がイケてない。いりこだしの色、ふやけてしまった煮干し、美味しそうに見えないのは残念だ。
いりこだしの出来上がり
というわけで、いりこだしの完成です。
いりこだしも、そのままだと魚臭い感じもありますが、いい出汁になってくれるでしょう。
温度を気にしたり、時間を気にしたり、面倒で手間がかかる印象のあった「だし」。水出しを選ぶことで、冷蔵庫で8~12時間待つだけで完成するとは。時間はかかるけど手軽で便利な作り方でした。
10cmほどのいりこを見つけるところから。
頭と胴体を分けたあと、わたを取り除く。頭はエラの部分を取り除く。水につけて8~12時間。これで美味しいいりこだしの完成です。
うどんにするもよし、そばにするもよし、煮物にするもよし。
基本のだしが美味しいと、料理全体の味も引き立つのでは。今回はワークショップ後に持ち帰ることが前提だったのでペットボトルで作りましたが、ご自宅であれば鍋ごと作ったり大きめのウォータージャグなどで作ることもできますね。
本物の味を体験できる素敵なワークショップでした。公式ホームページはこちらから。