オコトワリ
文具と文房具について。
文房具ライターのイグチフミヒロ氏が書いていることをふまえると、僕が今から書こうとしているのは「文具」についてですが、個人的な語感と慣れから「文房具」と表記していきます。
※文具とは…学習・事務などに使う道具の総称。
文房具とは…筆記具を軸にした執筆活動に使う道具。
そういえばこんなツールを
それはさておき、小学生のころから文房具が好きだった。
学生時代に一番身近だったもの、それが文房具だった。
両親も文房具にこだわりがあったようで、小学生の頃から買い与えられていたのは、三菱鉛筆のハイユニだった。
そんな小学生だった僕が興味だけで買ったもの。
それが、KOKUYOのタ-PM1だ。
見た目につられて
パンチで開けた穴を補強するシールを上手に貼るグッズ。
父親のデスクには、パンチで穴を開けると同時にシールが貼られるタイプのモノがあった。
本当はそれが欲しかったのだが、いかんせん高い。
小学生のお小遣いで買えたのは、この「タ-PM1」だった。
- ステープラーのような形や動きをしている。
- 本体の下部にパンチで穴の開いた紙を挟む。
- グリップを握る。
- そうすると、程よい位置にシールが貼られる。
- シール1枚だけがうまく本体から剥がれる。
シールのカートリッジは詰め替え式になっている。
先端のパーツだけ取り替えればずっと使えるものだ。
出番は無かった
小学生のときに、見た目と機能、動きのギミックだけで買ったのだが、使う機会は全くなかった。
20年以上経った今でも、仕事で年2~3回も使わないだろう。
僕の生活では、全く出番の無いモノだったのだ。
廃盤に
いつの間にか本体は廃盤になっていた。
付け替え用のカートリッジも在庫限りとの記載が。
http://www.kokuyo-st.co.jp/search/1_detail.php?sid=100108624
こんなに便利で面白いものが無くなるなんて。
と思っていたら、後継モデルがあったのだ。
しかも、出番が無いのを分かっていて、数年前に買っていた。
文房具ケースの中に入っていたのだ。
ドットライナーと同じ
ドットライナーと同じ糊がついているらしい。
よりコンパクトに、手間も少なく使えるようになっている。
シャチハタのようになっている新しいやつ。
青色のパーツで穴の位置を合わせたら上からカシャっと押し込むだけ。
そうすると、穴が補強され1枚だけうまく剥がれる。
楽しくて、何度もカシャカシャやりたいのだが、無駄遣いはしないように。
本当に使う必要がある日を待っているのだ。
こういう文房具、ますます興味が沸いてくるから、買っていたのだろう。
このモデルには、穴2つ同時に補強できる大きなタイプもある。
仕事や事務所で使うには、こちらのほうが便利なのかもしれない。
文房具の進化も面白い
文房具オタクも30年近くやっていれば、代替わりをしていくのだろう。
昔のものが使えなくなってしまう寂しさもあるが、新しいモノのほうが低コストだったり、環境負荷が少なかったりすることも。
どこかで気持ちを新たに、次のものを試してみるのが良いかもしれない。