美浜町の生涯学習センターなびあすにの近くにある小浜線の美浜駅。
駅はその地域のいろいろを反映している、そんな気がするので電車に乗らずとも、ふらっと立ち寄ることがある。
同じ小浜線の駅では若狭本郷駅に訪問したことも。
美浜駅の構造
駅は相対式ホームで2面2線。
写真右側が2番線で小浜方面、左側の1番線は敦賀方面で跨線橋を使う。
2003年までは非電化区間だった。
電化にあわせてホームも若干かさ上げされているとか。
修復箇所が見ることができるのも、こういった駅の特徴。
駅前には町営の利用者専用駐車場があったが、どうやら無料で使えるみたいだ。
1日の乗車人員が200人未満の駅だったら、そうなるのかもしれない。
またバス停も設置されており、町内だけでなく敦賀駅までバスで移動することもできる。
美浜駅の待合室は立派でキレイ
寒い地域の駅は待合室がしっかりしている。
美浜駅の待合室は新しく、ベンチもあればハイチェアーやカウンターも用意されているのはありがたいこと。
北陸新幹線のポスターもたくさん貼ってあり、敦賀まで延伸したことは美浜町でも嬉しいことみたいだ。
初めてみる券売機と時刻表
券売機とともにみどりの窓口が設置いるが。
このスタイルの券売機は初めて見る。
券売機というより、コインパーキングや食券のそれみたい。
硬貨の向きやお札の入れ方から、そんなに賑わっていない雰囲気も感じる。
それもそのはず、電車も1時間に1本程度。
1日の乗客人員が200人未満ということを考えると、鉄道文化というよりクルマ文化なのかもしれない。
小浜駅、東舞鶴駅方面は、1日に1本だけ西舞鶴駅まで向かう電車があるが、それ以外は小浜駅か東舞鶴駅か。
敦賀駅方面は全て敦賀駅が終着となる。
駅の楽しみ方はフォントとか観光名所とか
駅のいろいろなところが改修されても、看板が残っているところは多い。
いつ設置された看板か、記載されているものは少ないが、どことなく時代を感じるものが多い。
駅に設置された看板で、近くの観光地をリサーチしたり。
また、美浜駅は駅前に「道の駅はまびより」があるのでノープランでも次の一手が決めやすい。
縦にも横にも広がる美浜駅
ローカルな駅の特徴は縦にも横にも広いこと。
線路は真っ直ぐ伸びているし、水平方向にも広い。
少し遠い場所からでも駅も電車も見ることができるし、辺りが静かなので遠くにいても電車が通る際のガタンゴトンという音もかすかに聞こえる。
まとめ
地元の人の足となり、自然と一体化した風景、そしてローカル線ならではの静けさがコントラストを表現している。
ここから電車に乗れば、また違った思い出ができるかもしれないし、ここで誰かを見送れば、またそれは別の思い出に。
地元の人の日常に、少しだけお邪魔するようなそんな気持ちになれるのが駅訪問のいいところだ。