2020年07月に営業運転を開始したN700Sの車両。
前回はグリーン車の様子をお届けしたが、今回は普通車指定席の様子を。
N700Sの詳しい運用ダイヤについては、JR東海のホームページを参照ください。
今回乗車したのは、日中に東京へ向かうひかり648号だ。
明るいブルーの車内
車内に入った瞬間の印象は、明るいブルー。
シートの色が、強めの青色になったので、その印象が強い。
また、天井の照明が間接照明になったのか、以前のような光の強さは感じられなかった。
テーブルの色味も若干変わったようで、見慣れないうちは違和感がある、といっても機能的には全く問題ないだろう。
全席標準装備のコンセント
N700S最大の特徴は、普通席の全席にコンセントが付いたこと。
以前は、最前列(最後尾)や窓側の席しかコンセントがなかったが、今回は通路側や真ん中の席にもコンセントが。
写真のように肘掛けの先端にコンセントが付いている。
横にでっぱっているようなコンセントや、大きめのACアダプタなどは、ちょっと邪魔になるかもしれない。
リクライニングは座面が沈み込む
グリーン車では当たり前になっている座面が沈み込むリクライニングシートは、普通車の座席にも採用された。
背もたれと連動し、座面の腰の部分が沈み込む。
フルリクライニングすると、後席では圧迫感を感じてしまうが、これも許容範囲内だろう。
向かい合わせはテーブルなし
新型コロナウイルス感染症予防により、向かい合わせの座席はNGだが、仕様としては向かい合わせでの利用も可能。
といっても、テーブルなどは装備されていないため、お弁当は食べにくそうだ。
みんなでワイワイと旅行できる日が待ち遠しいもの。
テーブルは至ってシンプル
座席後ろに装備されているテーブルは至ってシンプル。
N700Aと大きく変わっているわけではない。
お弁当を食べたり、作業をしたり、いつもお世話になっているテーブルだ。
車いす用の席は11号車、6席用意されている
車いすスペースがある車両は11号車。
バリアフリーの観点から、以前より座席数が増え、6席用意されている。
DE席側には車椅子のまま利用できる席として3席。
普通の座席が取っ払われており、印象が大きく違うエリアになっている。
サイドパネルのデザインも、N700Sから変わっており、まるで飛行機のようなデザイン。
ABC側の席にも3席、車いす用のスペースが。こちらは新幹線の座席に座って移動できる。
この車いすスペースが6席あるN700S車両の運行については、JR東海のホームページに掲載されている。
・お身体の不自由なお客様へ(JR東海)
・車いすスペースが6席あるN700S車両で運行する列車はこちら (JR東海)
まとめ
グリーン車座席も進化していたが、普通車指定席もずいぶんと変わっていた。
もちろん自由席も同じ仕様だ。
車いすスペースにはびっくりしたが、これからは当たり前の光景になっていくのだろう。
新型コロナウイルス感染症の影響もあるが、みんなが楽しく移動できるような世の中に早くなってほしいと願うばかりだ。