コピーライターに憧れて #コピーライターとわたし

コピーライターってカッコイイ

僕は横文字が好きみたいだ。
作家ではなくライターが好きだ。

コピーライターという職業を知ったのは小学生の頃。
テレビ番組に糸井重里氏が出ていた。
そこで「コピーライター」という仕事を知ったのだ。

なんとなくカッコイイ

ワンフレーズに込めるパワー、そこから想像できるもの。
キャッチコピーは美しい。

その「一言」に奥行きがあると感じたのは、帝国ホテルのキャッチコピーだった。

紙クズは もう一泊します。

川辺京先生の作品とのことだ。
帝国ホテルでは、くずカゴの中身にもう一泊してもらうという。
ただのゴミかもしれないそれを、万が一のことを考えて1日保管するというのだ。

その帝国ホテルのホスピタリティを一言で表したコピーが

「紙クズは もう一泊します。」

なのだ。

これをキッカケに、言葉の魔力にどんどん引き込まれていった。

古本屋で出会ったキャッチコピーの本

古本屋さんで偶然にも見つけた本。
鈴木康之著 名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方
ワゴンセールで販売していたので思わず手に取り、買ってしまったのだ。
あまりにも好き過ぎて、2冊目を購入したばかりだ。

広告のキャッチコピーを題材にしながら、読ませる文章、言葉の意図を解説してくれる。
また、キャッチコピーができるまでの、思考やバランスのとり方なども載っているのだ。

この本で、ますます”言葉”の虜になってしまった。
それと同時に、ポスターや製品、つまりグラフィックデザインやプロダクトデザインにも興味を持ったのだった。

例えばJTのポスター

緑色のインクで描かれているJTのポスター。

たばこを持つ手は、
子どもの顔の高さだった。

電車の中吊り広告でもご覧になったことがある方も多いと思う。
シリーズ化しているので、また別のコピーが気になってしょうがない

700度の火を持って、
私は人とすれちがっている。

視点をうまく変えながら、興味を持たせるコピーの書き方。
その芸術性に胸が熱くなるのだ。

誰にでもできるから、誰にでもできない

コピーライターに必要な機材は何があるだろうか。
真っ白な紙と、鉛筆1本で作品は作れる(と僕は勝手に思っている)

大きなカンバスも、高価なレンズも必要ない。
10文字にも満たない作品だってある。

そのくらいハードルが低いからこそ、頂点に立てる人はスゴい人なんだなと。
僕だっていくらでも真似できる。
けれど、それが作品になる日は、ずいぶんと先のことだろう。

身近でありながら、遠い存在の”コピー”
そういうツンデレのような要素も、僕は好きだったりするのだ。

知っているものばかり

  • 僕が知っている単語
  • 僕が知っている製品
  • 僕が知っている色、形、匂い、音
  • 僕が知っているものばかり

キャッチコピーは、僕が知っているものばかりで構成されている。
難しい表現や高尚な言い回しも無い。

だからこそ、そのスペシャルな組み合わせ、言葉と言葉のマリアージュで気持ちよくなってしまう。

いつしか、僕もあんなふうに言葉を操りたいと思うようになるのだ。

キャッチコピーの裏側を見つめて

有名な先生、斬新なワード、胸をぐっと掴まれる作品もあれば、優しく包んでくれる作品もある。

その数文字では表しきれないキャッチコピーの裏側はどうなっているんだろうか。
商品への愛、製造者への気持ち、この気持ちを伝えたい誰かへ。

キャッチコピーの裏側を見ることができるようなりたい。
もっと多くのことを知りたいと思うのだった。

僕自身にもコピーをつけながら

自分自身を表すものとして、自分自身にキャッチコピーをつけながら。

「オレってこんなヤツだぜ」なんて言いながら、コピーと共に生きていく日がくるだろう。
コピーから僕の人生ができるのか、人生からコピーが滲み出てくるのか。

これからの自分、コピーとの関係が楽しみでしょうがない。
ほんの数文字の日本語で胸を熱くして、涙して、笑顔になって。
それだけのパワーを内に秘めている”キャッチコピー”

僕はキャッチコピーが大好きです。