トヨタのパーソナルモビリティ「i-ROAD」を試乗体験してきた

トヨタのパーソナルモビリティ「i-ROAD」を試乗体験してきた

2017-04-29
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新しいものが気になる性分で

以前から気になっていた乗り物。
トヨタ自動車のパーソナルモビリティ「i-ROAD」
バイクのようなスタイルで、タイヤは3つ。

「TOYOTA i-ROAD」の仕様は以下の通り
全長:2,345
全幅:870
全高:1,455
乗車定員:1名
空車重量:300kg
最高速度:60km/h
バッテリー:リチウムイオン電池

自動的に車体が傾くシステムもあり、面白い走り方をするとのことだ。
詳しくは下の動画をご覧いただければと。

タイムズカープラスの会員に

このi-ROADに乗るには、タイムズカープラスの会員であることが条件だ。
また、その中でもランクが2以上でないと利用できない。

タイムズカープラスでステージ2以上の個人会員様(個人プラン、学生プラン、家族プラン)もしくは法人会員様


また、事前の講習を受講しないと、利用資格を与えられない。
月に数回しかないので、講習日は要チェック。
通常は月末あたりに翌月の講習日程がお知らせされる。
https://plus.timescar.jp/tcph/

講習は”慣れないと”難しい

帝国ホテル前の地下駐車場にて事前講習。
特に低速時のカーブ、ハンドル操作が難しい。

普通の自動車は”内輪差”を気にしなければいけないが、i-ROADは逆だ。
後輪が大きく外に膨らむので、ハンドルを切るタイミングが掴めない。

2時間半ほどの講習の中では、パイロンに接触したり、機敏な操作ができないと、運転資格がもらえなかったりする。
さて、無事に講習が終わった人は、その日からi-ROADに乗ることができる。
ただ台数が少ないこともあり、程よい場所にi-ROADが配置されていないことが多い。

というわけで次の週に、i-ROADに乗ってきた。

予約が必要

今回、i-ROADが止めてあったのは八丁堀駅前の駐車場。
Ha:moのシステムは、東京都内にある指定された駐車場であれば乗り捨てができる。
一方通行に使うことができるので、特定の車種がある場合は探さないといけない。
また、明日には別の場所に止まっているかもしれないので、ちょっと注意が必要だ。

スマホの専用アプリで、その日の空車情報を確認。
ちょうど良い車があれば予約をする。
30分を上限にキープしておいてくれるのだ。

 

 

というわけで八丁堀駅へ

今回は駅に一番近い駐車場ということで、八丁堀の駐車場を選び、葛西駅まで行ってきた。

駅から歩いて数分のところにあるタイムズの駐車場

そこには、”Times Car PLUS Ha:mo”の専用駐車場がある

実車がお出迎え

 

i-ROADは使いやすい?

一人乗りの小さなボディ、バイクのようだけれど丸いハンドルが付いている。

ハンドルの右側には、ハザードランプ、フロントガラスの曇りとり、車のスイッチが。
ハンドルの左側には、R/N/Dのシフトボタン、ウインカー、充電用のUSBポートが付いている。

足元は左から、パーキングブレーキ、フットブレーキ、アクセルのペダルが。
これは普通の車と同じだ。

スイッチを入れたところ。
バックライト付きの液晶にはシフトポジション、速度、バッテリー残量などが表示される。
珍しいのは、車体の傾き具合が最上部に表示されるのだ。

シートの後ろには小さな荷物入れが。
普段使っているリュックサックであれば、充分にしまうことができる。

葛西駅までドライブ

ビュンビュン加速し、大通りでも元気よく走れるi-ROAD。
50km/hを超えると、ん~ちょっとしんどいかも、と思うことがしばしば。
速度が出ていれば、車両が傾くのも、独特の車輪の動きも気にならない。

ちょっと気になったのは、路面の段差とレスポンス。
3輪だと少し不安定なのもあり、路面の段差、つなぎ目が気になる。
4輪車だと気にならない轍や、修復あとにハンドルがとられるのだ。

また、それを修正しようと思っても、ハンドルがクイックに動かない。
車両が傾くシステムとの同期も必要だし、機械制御の部分があるのだろう。
そのクイックさが無いのと、段差に気を取られてしまうので、運転にはちょっと神経を使った。

永代通りを走り、清砂大橋を渡ると葛西駅が見えてきた。
今回のドライブは、ここまでだ。

指定されている駐車場に前向き駐車をし、充電器をつなぐ。

あとはスマホで返却処理をして、利用は終了となる。

感想

i-ROADを指名して使うのは、運が必要となる。
タイミングが良ければ、また使ってみたいと思う。

注目度は抜群で、スーパーカーに乗っている人の気持ちが分かったような。
信号待ちをしているときに、外国人から「写真を撮ってもいいか」と声を掛けられてピースしてしまった。

また、車両の目線が違うし、車体が傾くギミックなど、面白いポイントがいくつもある。
運転して楽しいなぁと、新鮮な気持ちになれたのだ。

改善点としては、低速時のフォークリフトのような動きになかなか慣れないのと、ハンドルレスポンスが遅いところ。
どちらも時間が立てば要領を掴めるのだろうけど、初心者ユーザーには負担になった。

今回の八丁堀駅から葛西駅のドライブは直線道路が多かったので、次回はくねくねした道を走ってみたいと思ったのだ。

リンク


Times Car PLUS ×Ha:mo