九州鉄道記念館、赤レンガ造りの建物には鉄道の歴史がいっぱい詰まっている

九州鉄道記念館、赤レンガ造りの建物には鉄道の歴史がいっぱい詰まっている

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JR門司港駅より徒歩3分。
趣のあるフォントの看板は九州鉄道記念館のもの。
博物館でも科学館でもなく、記念館なのはちょっと気になる。
カットモデルの車両やSLが待ち構えているのだ。

ソーシャルディスタンスの案内も線路になっており、オシャレさを感じる。
ただただ足のマークを並べるだけではない。

券売機はICカードなどに非対応。
ラーメン屋さんにあるような券売機だが、横の窓口で買うこともできる。
九州鉄道記念館と海響館や関門海峡ミュージアムをセットにしたおトクなチケットもあるようなので、門司港を散策する人は検討してみてもよいかと。

特急列車や電気機関車の運転席カットモデル。
実際に運転席に座ることもできる。
特急列車と電気機関車では、操作系統が大きく異なるので比べてほしい。

こちらは特急車両の運転台。

屋外展示はカットモデル以外に、SLや国鉄時代の特急などがある。

こちらは施設内のミニ鉄道公園の様子。
別途料金は必要だが、ゆふいんの森をはじめとしたJR九州のミニ列車を運転することができるのだ。
レール幅450mm、信号や踏切なども設置されている。

明治時代建築の赤レンガ造りの建物が本館だ。
2階建てになっており、1階は実車の展示やシミュレーター、ジオラマが。
2階部分は資料館のような展示になっている。

明治時代の客車の前では駅弁を売る職員と乗客。
展示されている客車は実物車で中に入ることができる。

今の電車とは大きく違い、座面は畳で背もたれは随分と簡素な仕様だ。

九州鉄道のジオラマ展示。
線路幅16.5mmのHOゲージによる鉄道大パノラマだ。
プログラム時以外は操作できるようになっていたり、車両に埋め込んだカメラからの映像を楽しんだりできる。

港にビートルが停まっているあたりは、ザ・JR九州!!といった感じ。

こちらも九州の鉄道がちゃんと並んでいる。

2階部分の床は、下階を見ることができるようになっており、そこにはちょうど鉄道ジオラマの上だった。

もちろんミュージアムショップも併設されている。

また鉄道シミュレータがあるのも特徴のひとつ。
JR九州の811系を使った鉄道シミュレーターだ。

窓口にて事前予約が必要だったが、この日はスムーズに順番が回ってきた。
今回の運転区間は2区間とのこと。
また、別途料金が必要。

八幡から黒崎を走行中。
実際の映像が流れており、リアルさを感じられる。

2階では鉄道の歴史を学べる展示がもりだくさん。
JR九州には欠かせない「つばめ」のヘッドマーク。

記念切符のコレクションもあるが、引き出しのようなケースにしまってあるため、スルーしがちだ。
リニアモーターカーといえば宮崎!という方には懐かしい切符も。

最後に屋外展示に戻って終了。
懐かしのボンネット型特急、サイドには国鉄のマークが記されている。

こちらも九州でお馴染みの寝台特急「さくら」
中に入ることはできず、外から眺めることができる。

東京から名古屋、大阪を経て九州へ。
つい先日のように思い出してしまう。

特急車両の寝台車「月光」は京都の鉄道博物館でも見たことがあったものだ。

大宮や京都のそれとは規模感が違うもののJR九州らしい展示がしてあるのが九州鉄道記念館。
門司港駅からもすぐの距離にあり、レトロな門司港にマッチして明治から平成の列車を見ることができる。
お近くまで来た際には、足を運んでみるのもいいかもしれない。