中銀カプセルタワービル、東京、銀座にある集合住宅だ。黒川紀章先生が設計されたとして有名な建物。1部屋1部屋の居室をカプセル型にして、メタボリズムの代表的な作品となっている。
そのカプセルが、埼玉県さいたま市浦和区の北浦和公園に展示されているのだ。
公園内には埼玉県立近代美術館もある。
彫刻ひろばの中に常設展示されているカプセル
公園内にある彫刻ひろば、その一番奥に展示されているのが中銀カプセルタワービルのカプセルだ。2012年から展示されているという。
突如として置かれているカプセル
近くに案内看板などもなく、そこに置いてあるだけ。知らない人が見たら、なんのことやらさっぱり。
こちらは外側から見た写真。丸い窓が1つあるだけの居室。
こちらが共用部と接続される側。左側のドアが玄関。
玄関側から室内を覗く。
外側の窓。
窓から室内を見たところ。
部屋の広さは10平方メートルほど、4メートル×2.5メートルの長方形サイズ。収納式のテーブルやユニットバスが見える。
ベッドの横には電子機器がズラリ、ソニー製のラジオ、オープンリールなどが並ぶ。
頭上にはテレビ、空調の吹き出し口が。
銀座のビルでは、芸術的価値、建て替えの問題などもあるようです。窓の外から眺められるのは、北浦和公園だけではないでしょうか。屋外の常設展示、無料で入れるエリアですので、いつでもご覧いただけますよ。