愛称は「東京さくらトラム」 都電荒川線に揺られて。三ノ輪橋から早稲田まで

都電荒川線

土曜日の朝、次の予定まで少し時間が空いてしまった。
先日、「東京さくらトラム」と名付けられた都電荒川線が近くに走っていることを知り、乗ってみることに。

都電荒川線は、荒川区三ノ輪から新宿西早稲田区までを走る東京都電車だ。
約12kmを1時間ほどかけて走る。
停車する駅は始発駅、終着駅を合わせて30駅あり、平均すると約430mごとに駅があることに。

地元密着型の都電ならではの駅間隔だろう。
見通しの良い直線区間であれば、次の駅がよく見えるのだ。

三ノ輪橋駅

どこか懐かしい雰囲気のある三ノ輪橋駅。
駅近くのアーケードには、都電6000系のイラストも描かれている。
電車は、日中でも6分間隔で発車する。

前乗り先払い

電車はワンマンで運転され、運賃は先払い。
都バスのように乗車する際、運賃箱に支払う方式らしい。
ワンマン電車に乗ったことがあるが、乗車時に均一運賃を支払う方式は初めてかもしれない。

車両は縦長

車両は縦に長く、電車の幅は2,200mm、山手線の車両が2,950mmなので、75%ほどのサイズだ。
車内のシートも片面だけにと、コンパクトに仕上がっている。

降りるときはボタンを

まるでバスのような仕組み。
電車を降りたいときは降車ボタンを押す必要がある。
押していなかった場合、駅を通過するすることはなかったが、降車用の扉は開かなかった。

急カーブ、急勾配

敷設されている線路のカーブ半径が小さく、今にも脱線しそうな雰囲気が。
もちろん、そんなことは無いように安全対策はされているものの、いつもの「電車」とは違う感覚にビックリする。
また、勾配についても同様だ。
都電ならではのアップダウンか判明しなかったが、線路のうねり具合は眼を見張るものがある。

車との共存

途中の一部区間で、しっかりと路面を走る都電荒川線。
車との距離も近く、軌条内にも車が入ってくる。
都電荒川線に乗る人には当たり前なのだろうけど、路面電車が減っている今となっては、ビックリする光景だ。

都内での新鮮体験

東京と言えば最先端でスマートな印象があった。
その中であれば、都電荒川線は異端な存在なのかもしれない。
昔ながらの趣があり、時間も空気もゆっくり流れている印象を受ける。

ニュースで「東京さくらトラム」と紹介された映像は見たものの、のんびりとしたローカル感までは伝わってこなかった。
体験する、そして感じることによって、印象がガラリと変わる出来事だったのだ。

皆さんも気になるものがあれば調べて満足するのではなく、実際に体験して、そして感じて欲しいと思う。