JRの普通列車、快速列車を1日当たり2,370円で乗ることができる青春18きっぷ。
お値打ちで便利なきっぷですが、使い方を間違えると余分な出費が。
特に初心者の方は、次の5つのポイントには充分気を付けたほうがいいですよね。
1.それJRじゃないですから
例えば名古屋から伊勢神宮のある伊勢市駅方面へ行くとき。
「快速みえ」に乗ると便利なんですが、途中の河原田駅~津駅の間は伊勢鉄道というJR以外の路線を走ります。
青春18きっぷで利用すると、伊勢鉄道分の運賃が510円かかるので注意が必要です。
また、青森~八戸、富山~高岡、津幡~金沢など、一定の条件を満たすとJRじゃない路線でも追加料金が不要な場合もあります。
使う路線はJRなのかどうか、例外条件はあるのか、とチェックしておいたほうがよさそうですね。
2.トイレ、ゴハンに不自由する
予定をぴっちり入れすぎると、トイレにすら行けなくなりますので注意が必要です。
乗り換え時間が1~2分ということも珍しくありません。
向かいのホームに接続する列車がいる場合、トイレにいく暇もゴハンを買う暇もないですね。
列車に化粧室が付いている場合はまだいいですけど、そうでない場合。
次の列車が30分後、1時間後ということもありますので要注意です。
3.友達とワイワイできない可能性がある
青春18きっぷの時期はお値打ちに移動しようとする人が増えます。
2~3時間連続で乗り続けることも。
そうすると座席争いが激しくなるんですよ。
座るのに失敗すると2時間立ちっぱなしとか、考えただけでもブルーになります。
激しい座席争いのために、お友達と並んで座れないことも。
仲良く車窓を眺めながら移動する。なんてことができない可能性があります。
4.資金と時間は余裕をもって
基本的に遅延時の補償はありません。
極端ですが、列車が遅れたら「はい、残念でしたー」となります。
ギリギリのスケジュールだと目的地にたどり着けないことも。
追加料金を払って、特急や新幹線に乗る必要があったり、宿泊する必要がでてきますよね。
その判断と、何かあった際の時間、それに対応する資金は必要になります。
予算も時間もギリギリな中で青春18きっぷを使うのは、ちょっとリスクがありますね。
5.それ、青春18きっぷじゃなくてもよくない??
青春18きっぷは、5枚セットで有効期限付き。
期間内に使い切れないとしたら、かえって赤字になることも。
例えば名古屋近郊であれば、土日祝限定で「青空フリーパス」と呼ばれるきっぷが発売されています。
2,570円と青春18きっぷより高いですが、1枚ずつの販売なので無駄はありません。
名古屋~大阪を移動するなら、近鉄の前売り限定の週末フリーパスというきっぷもあります。
金曜日~日曜日or土曜日~月曜日の3日間使えるきっぷで、4,100円。
こういった別のきっぷで代替できるなら、そちらを使ったほうが実は安かったり。
2018年春の青春18きっぷは、4月10日までに使い切らないと紙くずになってしまいますので。
5回も使いきれない、、、と思うのであれば、別の選択肢を考えてみてはどうでしょうか。
まとめ
便利に使うと非常にオトクな青春18きっぷ。
名古屋から始発で移動すると、2,370円で東は仙台を超えて、西は熊本まで移動できます。
そのメリットを最大限に活かしながらも、何かあった際のリスクや負担を最小限にするために。
事前に知っておくべきことがあるんですね。
それらを頭の片隅に置きながら、素敵な青春18きっぷライフを送ってください。