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青空フリーパス
青空フリーパスはJR東海が発売しているフリーきっぷです。
土日祝日、年末年始に1日乗り放題2,570円で発売しています。
普通列車、快速列車には乗り放題、寝台車を除く特急も特急料金や指定席料金を払えば乗れるというスペシャルなきっぷです。
青春18きっぷと比較されることも多い「青空フリーパス」についてご紹介します。
利用エリア
青空フリーパスで乗ることができるエリアは次の区間です。
- JR東海道本線/支線(米原~二川/大垣~美濃赤坂)
- JR中央本線(名古屋~木曽平沢)
- JR関西本線(名古屋~亀山)
- JR高山本線(岐阜~下呂)
- JR紀勢本線(亀山~紀伊長島)
- JR太多線(多治見~美濃太田)
- JR武豊線(大府~武豊)
- JR飯田線(豊橋~飯田)
- JR名松線(松阪~伊勢奥津)
- JR参宮線(多気~鳥羽)
- 伊勢鉄道伊勢線(河原田~津)
地図で表すと下のようになります。
一番のポイントは伊勢鉄道が使えるということ(後述)
いつ使えるのか
土日祝日、年末年始(12月30日~1月3日)に限られます。
夏休みでも平日は使うことができませんので要注意ですね。
乗ることのできる電車は
追加料金を支払わずに乗れる電車は
- 普通列車
- 快速列車
の2つです。
追加料金を払って乗ることができるのは
- 特急自由席
- 特急指定席
乗れない列車は
- 新幹線
- 寝台列車
ということは、新幹線や寝台列車以外であれば大丈夫というわけですね。
特急は追加料金を支払えば乗れるところも青春18きっぷとは違うところです。
お値打ちに乗るには
発売金額は
- おとな…2,570円
- こども…1,280円
名古屋駅からの主な区間のおとな片道運賃は
- 名古屋~豊橋…1,320円
- 名古屋~鳥羽…2,450円
- 名古屋~下呂…2,270円
- 名古屋~木曽福島…2,270円
- 名古屋~飯田…3,670円
名古屋~飯田なんて5時間以上も電車に乗ることになりますが、片道でも元が取れますね。
名古屋~豊橋は別のオトクなきっぷがありますのでご注意を。
ちょっと疲れたときは一部区間で特急が走っていますので、追加料金はかかるものの快適に帰ってこれます。
青春18きっぷとの比較
青空フリーパス | 青春18きっぷ | |
利用可能日 | 土日祝日、年末年始 | 季節ごとの1~2か月 |
値段 | おとな…2,570円 こども…1,280円 |
5回分11,850円 1回あたり2,370円 ※おとな・こども同額 |
利用範囲 | 東海圏のJR 伊勢鉄道 |
全国のJR |
特急利用 | 特急料金を払えば可 | 不可 |
青空フリーパスのいいところ
- 土日祝日ならいつでも使える
- こども料金がオトク
- 伊勢鉄道に乗れる
- 追加料金で特急に乗れる
青空フリーパスのダメなところ
- キレイに使い切れば青春18きっぷのほうが安い
- 東海圏でしか使えず、大阪や東京に行けない
- 夏休みなどの平日には使えない
これだけ言いたい!伊勢鉄道
先ほどから何度か登場してくる「伊勢鉄道」とは。
下の地図の通りだが、オレンジ色はJR、青色は伊勢鉄道だ。
名古屋から伊勢、鳥羽方面に行くときに、便利な列車がある。
「快速みえ」という列車。
名古屋~鳥羽を約2時間、乗り換え無しで結んでいる列車だ。
一部車両は指定席だが、自由席も併結しているので「青空フリーパス」「青春18きっぷ」でも乗ることができる。
この快速みえ、途中の河原田駅~津の区間は、青色の伊勢鉄道線を走るのだ。
地図で見てもらうと分かるように、青い線のほうが短いから時間も早く着く。
青空フリーパスには伊勢鉄道線の料金が含まれているので追加料金なし。
青春18きっぷは、というとJRではないので別途料金が必要だ。
河原田~津まで片道510円。
往復すると、2,370円+510円+510円=3,390円、ということは青空フリーパスのほうが安い。
なんてことにもなるので、伊勢鉄道には気を付けよう。
快速みえは、JR名古屋駅から出発し、乗り換えもなく伊勢鉄道の線路の上を走る。
青春18きっぷで利用する際には要注意だ。
夏も近付き、青春18きっぷばかりに気を取られないように。
最適なきっぷを使い、お値打ちに移動する。
旅先でたくさん楽しめるように。
これからも色々なオトクなきっぷを紹介していきます。