ICOMのLTEトランシーバー IP500H を使ってみた

面白い無線機をイベントで使いました。
無線機と言えばICOMが発売している商品、IP500Hという機種。
何が面白いかというと、なんと携帯電話の電波を使った無線機なんです。

auのLTE電波を使う

むかーしむかし、docomoが「プッシュトーク」というオプションをFOMAで提供していました。
そんな機能がICOMの無線機で登場しました。

通信にauのLTE回線を使うモデル。
本体は、どこからどうみても無線機なんですけどね。

無線機同士の距離が離れていても

一度auの設備を経由する無線機。
普通の無線機、トランシーバーであれば数百メートル、ポータブルの業務用の無線機でも数kmの距離が一般的な距離ですが。
auのネットワークを使うため、距離の問題は気にしなくてOK。
電波さえ入ればOKなんですよ。

なんと、複数人の同時通話が

一番ビックリしたのは、複数人の声が聞こえること。
普通のトランシーバーはトークボタンを最初に押した人の声しか聞こえないんです。
話す人が1人に限られます。

が、なんとこの無線機は、複数人の声が合成して聞くことができるんですね。
今までの無線機では考えられない便利な機能です。

操作ミスで誰かの発信スイッチがONになっていても、その上から通話ができる。
初心者がやってしまいがちなミスにも対応できます。

難点は、タイムラグ

LTE無線機最大の何点は、タイムラグが発生すること。
タイミングにもよりますが、最大3秒くらいのタイムラグが発生してしまいます。
一斉にスタートするタイムシグナル的な使い方は、ちょっと難しいかもしれません。

また、目の前で話をしている人の声が遅れて聞こえるので、ちょっと気持ち悪い印象でした。

あとは、ちょっとしたことですが、電源入れてから使えるまでの時間がかかります。
30秒ほどの起動時間がかかるのも、ネットワーク調整をしている関係でしょうか。

ラジオのように、すぐ聞こえるというよりは、携帯電話のように立ち上がってから繋がるまでに時間がかかるような印象です。

時代の進歩を感じる無線機でした。
今回は大学の敷地内での利用でしたが、全国でも使えるのでしょうか。

レンタル価格はモトローラの業務用無線機よりも高いらしいですが、音声も聞きやすく使い勝手もよかったです。
これさえあれば、遮蔽物が多い場所でも問題なく使えそうですね。