きらく@小樽 地元民に愛される元気な炉端焼き屋さん

きらく@小樽 地元民に愛される元気な炉端焼き屋さん

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旅は気持ちを大きくさせる。
旅は勇気を与えてくれる。
旅はワクワクをたくさん用意してくれる。

その日、僕は小樽にいた。

今までなら絶対スルーしてた店

小樽駅から港方面に3分ほど歩いたところ。
北陸銀行とケンタッキーフライドチキンがある。

せっかく旅をしてる、せっかく小樽に来たのだから。
といっても、どこのお店に入ったらいいのか、皆目見当がつかない。

そんなときに見つけたのが、先のケンタッキーフライドチキンなのだ。
次第に雪も強くなってくる。
「小樽まできてケンタッキーかよ」というセリフをネタにして、諦めようと思っていた。
困ったらネタにする、、、、ブロガーの悪い癖。

本当にケンタッキーに入ろうとした瞬間、「きらく」と書いたお店を見つけたのだ。

店名:きらく
住所:小樽市稲穂2-7-10
営業時間:17:00~22:00
定休日:日曜・祝日

「きらく」の扉は重かった

いつもならスマホで調べていただろう。
「きらく」ってどんなお店なんだろう、星は?食べログの評価は?

旅は気持ちを大きくさせる。
そして、財布に現金が5万円入っている。
これなら大丈夫!!とプッシュされ、事前情報無しに飛び込んだ。

元気のいいおばちゃんたちに圧倒される

先客が2名、17時オープンらしく、僕がお店に入ったのは17時18分。
ガランとした店内に、少しビビってしまった。

何よりもママを始め、店員さんが元気だ。
おばあちゃん食堂とは言わないけど、あとで調べた情報だとママは75歳とか。
スゴいところに来てしまった。

何も考えず「とりあえずビール」と言ってしまうのだ。
アルコール入りのビール、お酒の力も借りようと思った。

「かすべのぬた」ってなに??

一人で入ったはいいが、何を頼もうか迷っていた。
こういうお店は初めてだ。

そんな中、珍味のメニューに載っていた「かすべのぬた」が気になって気になって。
全く想像ができない。

エイの酢味噌和えと言えばいいのだろうか。
美味しいから食べなさい!!とママに言われ試してみる。

これはお酒が欲しくなる。
初めて食べる味、初めて食べる食感、これはケンタッキーでは味わえない。

焼き魚も注文することに、せっかくだからホッケを

この冬はホッケが獲れないらしく、メニューの価格ではないことを伝えられた。
それでも「味は保証するで!!」と言われた注文してしまう。

ろばた焼きだから当たり前なのかもしれないが、目の前の炭火でホッケを焼いてくれた。

これぞ北海道のホッケ

さすが北海道。
味がギュっと詰まって、サイズも大きくて。
「はいどうぞ」と手渡してくれるときのママの笑顔が、ホッケの旨さを語っている。

地元民のお店だ

18時を過ぎたころから店内は賑やかになり、あっという間にカウンターが埋まった。
座敷や個室にもお客さんがやってきて、店内は大忙し。

ろばた焼きのきらくは、ママと、ママの妹、ママの娘、ママの妹の娘が働くという。
当日は4人体制だったが、誰がいたのかはよく分からず。
ただ、ママとママの妹がいたことは間違いない!

興味あるメニューもたくさんあるが、最後は生ちらしを

とにかくメニューが多い。
何でもあるなーという印象だった。

最後にゴハンものが食べたくて、生ちらしを注文。
ちらし寿司だからゴハンは酢飯だろう。

その場で酢飯を作ってくれていたのにはビックリ。
奥の厨房では、うちわ片手にパタパタと酢飯を作っていた。

その生ちらしがこちら。

最後にゴハンと味噌汁を堪能する。
少し酔った身体には最高の贅沢だった。

新しい出会い

いつの間にか常連さんでいっぱいになったお店。
きらくに飛び込んだ自分を、少しだけ褒めてあげよう。

いつもなら絶対にスルーするけど、心動かされるものがあったから。
その一歩は僕の中で貴重な一歩になった。
気持ちがスッキリした。

外に出てみると、降っていたはずの雪は止み、澄んだ空気で溢れていた。

店名:きらく
住所:小樽市稲穂2-7-10
営業時間:17:00~22:00
定休日:日曜・祝日

※店内の写真はiPhone7Plusを使って撮影しました