車窓を眺める移動、早朝のひかり号に乗って小倉駅まで

車窓を眺める移動、早朝のひかり号に乗って小倉駅まで

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オトナになると、想像していないことが現実になったりする。
名古屋に住んでいる僕が、新大阪駅から小倉に向けて新幹線に乗ることになるなんて、想像もしなかった。
でも、いつの間にかそういう機会がやってくることがある。

早朝のひかり号に乗って小倉までの小旅行。
特に山陽新幹線を走るひかり号はお値打ちなきっぷが多く用意されているので、利用する機会は多いのかもしれない。

まずは新大阪駅へ。
大阪の地下鉄といえば御堂筋線。
いつものホテルをチェックアウトし、新大阪駅へ向かう。
早朝の駅は、どこもすごく静かだったりする。

新大阪駅のピクトは700系をモチーフにしているのか、ひかりレールスターみたいな印象だ。
黄色いラインを見ると東山線だ!と思うのは名古屋民の特徴。

この日、2番目の列車となるひかり591号、06:06発だ。
ひかり号の難しいところは、停まる駅がバラバラなところ。
特に東海道新幹線エリアだと、のぞみ号の停まる駅は決まっているし、こだま号は各駅に停車する。
ひかり号は、それぞれ別の駅に停まったりするので、乗る前にきちんと確認しなきゃいけない。

停車駅の欄もぎゅうぎゅうになっているひかり591号。
また、自由席が多いのも特徴だ。

7号車の左側座席に座って、小倉までスタート。

新大阪から新神戸は、あまり眺めはよくない。
新神戸を過ぎると、海側には兵庫県のいろいろが見えるのだけど、海までの距離は少し遠い。

奥の方に見えるのは明石海峡大橋だ。
在来線であればすぐ近くを通るが、新幹線だと結構距離がある。

少しだけ海沿いに近づくと見えるのは、神戸製鋼の加古川製鉄所。
加古川製鉄所を過ぎると、すぐに加古川を渡る。

新大阪駅を出て30分ほどで、姫路駅に到着。
駅から姫路城がズバっと見えるのだが、左側座席だとちょうど逆側。
そういえば、姫路からこだま号にお世話になったことがある。

こだま729号、格安チケット6,300円で姫路から博多へ

先日ご紹介したJTBの「トク得!ひかり・こだま」で兵庫県姫路市の姫路駅から福岡県…
blog.aco-gale.com

新大阪駅を出て1時間ほどしたら岡山駅に到着。
岡山はご縁が無いところだったが、インターネットのお友達が住んでいたことがきっかけで、何度か遊びに行ったことが。
バスロータリーは、3~4社のバスが乗り入れており、随分と迷ったのもいい思い出。

岡山駅を出てすぐ、岡山電車区の車両基地と、岡山ドームを見ることができる。
いつもの光景で一安心。

新大阪を出て1時間50分ほど。
MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島、いわゆる広島市民球場が見えると、もうすぐ広島駅。
野球が盛り上がっている時間帯だと、広島駅まで歓声が聞こえるとか聞こえないとか。

新幹線越しの様子しか見たことがないので、いずれは球場に行ってみたいもの。

新大阪駅を出て2時間20分ほどすると、徳山駅に停車する。
周南市にある徳山駅、のぞみ号やさくら号が停まり、乗船場に近い新幹線駅として有名だ。
出光興産の工場があったりと、大規模な工業地帯の様子を見ることができる。

こんな世界もあるんだなぁという印象。

新下関駅を出ると、すぐに関門海峡。
ホームからも入り口が見える新関門トンネルで九州を目指す。

新大阪を出て3時間弱、無事に小倉駅に到着。
小倉駅はホームドアがないのでスッキリした印象。

3時間あるから寝てしまえばいい、なんて思っていたけど、やっぱり車窓が気になる性分。
あれこれ考えていると、あっという間に移動が終わっている。

ひかり591号は、あともう少し、次の博多駅が終点だ。

博多駅まではあと20分弱。
のぞみ号やみずほ号であれば新大阪駅から2時間半ほどで博多に着くが、ひかり号はちょっと時間がかかる。
それも含めて、ひかり号の楽しみ方なんだ、と思っている。