「路面電車が走る街」の企画で愛知県豊橋市へ。今回、豊橋市にやってきたのも、路面電車が走っていたから。ティータイムまで楽しんだあと、いよいよ路面電車に乗ることに。
【路面電車が走る街 愛知県豊橋市】
- JRで名古屋と豊橋をオトクに移動「豊橋往復きっぷ」+「新幹線変更券」
- 名古屋始発、空席が目立つ年始のこだま644号に乗って名古屋から豊橋へ
- 豊橋駅の面白さ、ごちゃまぜのJRと名鉄、共用の線路を行き来するスピードにビックリ
- 匠の技 ファインモールドの模型展(愛知県豊橋市)、間近で見るプラモデル
- うどん・そばの勢川で豊橋カレーうどんを食す、駅チカ!ウズラ玉子、ちくわ天入り
- マッターホーン【豊橋市】ケーキとティールームを楽しみに、土曜日の昼下がりに訪問
- 豊鉄市内線の路面電車に乗って、クルマと共存する風景を楽しむ #路面電車が走る街
- 東急の車両が走っている豊橋鉄道渥美線、新豊橋駅~小池駅の短距離乗車
- 老舗和菓子屋「お亀堂」の小倉バターあん巻き、ブラックサンダーあん巻きを求めて
- 豊橋駅で買う壺屋の駅弁「助六寿司」を楽しむ、安定の稲荷寿司に舌鼓
豊橋駅の東口に路面電車の駅がある。英語では「Streetcar」というらしい。
JRの豊橋駅と隣接しているのが、豊鉄市内線の「駅前」駅。駅なのに駅前という名前。路面電車なので駅ではなく電停なのだけど。ちなみに中部の駅百選に選ばれているのだ。
目次
駅前電停より出発
豊鉄市内線は駅前電停がスタートだ。行き先は「赤岩口」と「運動公園前」、途中の井原まではどちらに乗っても問題なしだ。
豊鉄市内線の路面電車は面白い。写真向かって右側の線路からやってきて、駅前電停で進行方向を変える。写真向かって左側の線路に向かって走り出す。
ここに設置されている分岐器(ポイント)はスプリング式になっている発条転轍機だ。
マンホールには路面電車が描かれている。
一日乗車券(500円)は券売機で
駅前電停の頭端式ホーム、端っこにはICカードのチャージ機や券売機があり、一日乗車券はここで買うことができる。
これが1日乗車券。ん~イケてない。岡山の路面電車は車内でスクラッチ式の1日乗車券を買った記憶がある。ちなみに市内線営業所ではスクラッチ式の1日乗車券を買うことができる。豊橋駅からは距離があるので、それだけを求めて買いに行くのもイケてない。
1両編成の路面電車
路面電車は1両編成。全長は15mほどだ。幅は大型バスよりも小さい。
車内は少し狭め。といっても乗っているのは短時間だから。
柵がないところを電車が走るのは、少しばかり怖い。クルマも真横を走っている。
駅前電停から東八町電停へ
実際のところ、路面電車が行く先に今回の目的地は無い。なんだか楽しそうだから乗ってみよう。ということだった。
SNSで情報を探していたところ。いい撮影スポットがあるとの情報が。その場所が「東八町」電停だったのだ。
奥にある歩道橋からの眺めがいい。この交差点が、国道1号線と県道4号線の分岐になっているのだ。
歩道橋から東側を眺める。
向かって左側が県道4号線、向かって右側が国道1号線だ。多くのクルマが国道1号線側に向かって走る。
路面電車は上り、下り、それぞれ別々に約7分ごとにやってくる。
こちらは、歩道橋から西側の眺め。国道1号線の間に線路が敷かれている。岡山のそれとそっくりなのだが、違うのは、このずっと先にメインの駅がないということ。
豊橋駅は左奥にある。
東八町の駅から東側を眺める。道路と同じレベル、歩道橋からの眺めは雰囲気がまったく違う。
東八町電停から赤岩口電停へ
歩道橋の上で撮影会をしたあとは終点の赤岩口を目指す。
タイミングよくやってきたのは2008年に導入された純国産LRV、T1000形「ほっトラム」だ。
線路の途中には発条転轍機が設置されている。
駅前を出てからここまでは、上り下りと線路が分かれていたが、競輪場前の少し手前で線路は1つに。ここにも発条転轍機が設置されている。
奥に見える精文館書店を見ると「あぁ豊橋だ」と実感する。
競輪場前の少し手前から井原・赤岩口・運動公園前までの区間は単線になる。
井原電停を出発。この井原電停で、赤岩口と運動公園前と別れてしまう。
下の写真は車内から西側を向いた(駅前側)を向いたところ。この交差点を左方向に進むと、運動公園前のほうに行くことができる。
というわけで、赤岩口に到着だ。赤岩口到着後、あっという間に折り返し。
単線区間ではすれ違いができないため、早く折り返さないと電車が渋滞してしまう。
T1000形「ほっトラム」
2008年に導入されたT1000形の「ほっトラム」だ。超低床電車で乗り降りもしやすい。
ワンハンドルの運転台、液晶モニタなど、新しい雰囲気が漂っている。
床は本当に低く、ドアのガラス部分も大きい。すれすれを走っている感じが少し怖さを感じさせる。
車体は3車体を連接したタイプ。全長は16メートル強だ。
ちなみに「ほっトラム」はローレル賞を2009年に受賞している。
赤岩口電停には車両基地がある
東側の終点、赤岩口電停のすぐ横には車両基地がある。
噂のおでんしゃや、日の丸薬局のラッピング仕様も。
タイミングがよければ、車両の入れ替えシーンなどを見ることができるのだ。車両基地内では入れ替えができないこともあるようだ。
そこに設置されているポイントは手動。係員さんが「よっこらしょ」と動かしていた。
奥の線路に止まっていた車両は、手前の線路に。
競輪場前電停には市内線営業所が
豊橋競輪場への最寄り駅だ。ただ、競輪場まではちょっと距離があるので、利用する人は少ないとか。
写真は東向きに眺めたところだ。映っているのが競輪場前電停。
この分岐を左側に進んだ先に市内線の営業所がある。
ちなみに、市内線営業所の横には留置線がある。
もう一つの終着駅、運動公園前電停へ
井原駅から南に延びる先にあるのは運動公園前電停。磐田運動公園や豊橋市民球場がある。
複数車両が停車できるようにホームは大きめにできている。ちなみに駅の周辺に面白い施設は無い。
日本一の急カーブは井原電停前
井原駅から分岐した先にあるのは先ほど登場した運動公園前電停。その分岐箇所が日本で一番急なカーブになっている。
また、この井原電停は乗り間違いを起こしやすいので要注意。
駅前電停方面行きは、写真奥の電停で。
赤岩口行きは、この撮影している電停で。
運動公園前行きはカーブの先にある電停で。
カーブの先にある電停はこちら。
これが日本一急名カーブだ。R11と言われている急カーブ。ぜひ日本一を体感しよう。
車内から見ると、こんな感じだ。
写真左が駅前方面(西側)、写真右が赤岩口(東側)だ。
たっぷり楽しんだあとは、駅前電停に戻る
あちこち写真を撮ったあとは、豊橋駅に戻ろう。最後にやってきたのはT1000形の「ほっトラム」だ。
例の歩道橋を、今度は路面電車の中から眺める。
のんびり車窓を眺める。
真横をクルマが走っているのは慣れないものだ。新大阪駅あたりでもクルマを眺めながら電車に乗ることができるが、それよりもうんと近い距離を走っている。
これが路面電車の楽しみ方。
無事に駅前電停に到着した。気付いたら2時間、たくさんの写真を撮って帰ってきた。
ちなみにビール電車や、おでんしゃという電車もある。そういう面白いことができるのも、路面電車のサイズ感が実現させているのだろう。
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