東急の車両が走っている豊橋鉄道渥美線、新豊橋駅~小池駅の短距離乗車

東急の車両が走っている豊橋鉄道渥美線、新豊橋駅~小池駅の短距離乗車

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「路面電車が走る街」の企画で愛知県豊橋市へ。豊鉄市内線の路面電車に乗ったあと豊橋駅に戻り、豊橋鉄道渥美線に乗ることに。

【路面電車が走る街 愛知県豊橋市】

新豊橋駅から2駅先の小池駅を目指す

新豊橋駅から2駅先にある小池駅へ。2008年に新しい駅舎となった新豊橋駅。3階建てのビルの1階が改札口になっている。

初乗り140円、全ての列車が各駅停車で、ごく一部を除き新豊橋~三河田原を全線通しで走っている。15分間隔のダイヤで利用しやすい。

ホームに停車している「先発」の列車に乗ればいい。

17:00発 三河田原行き

停まっている電車に乗ればいい豊鉄渥美線。17時発の三河田原行に。と言っても乗るのは2駅だけ。
ちなみに終点の三河田原駅より先は、豊鉄バスと連絡しており、伊勢湾フェリーが出ている伊良湖岬まで行くことができる。

無人駅の「小池駅」

新豊橋から4分、小池駅に到着。駅は東海道新幹線の高架をくぐって、100mほどのところにある。
ICカードの読み取り機、乗車整理券発券機だけでなく券売機もある。

小池駅で降りたのは、和菓子屋さんに行くため。

単線の豊鉄渥美線、一部の駅で列車の行き違い

豊鉄渥美線は全線が単線。一部の駅で行き違いができるようになっている。
駅構内にある踏切はどことなくいい感じ。この奥のほうにある高架は東海道新幹線。

渥美半島カラフルトレイン

豊鉄渥美線を走る列車は、渥美半島の花々をデザインしたカラフルトレインになっている。
全10色のカラフルトレイン。黄色の列車は菜の花をモチーフにした車両だ。

往路で乗った列車は、つつじがモチーフに。復路で乗った列車は、しでこぶしがモチーフになっていた。

昔ながらの車内改札

全駅で交通系ICカード「manaca」を使うことができ、一部の駅では自動券売機も設置されている豊鉄渥美線。
とはいえ、車内できっぷを買うこともできるようだ。乗車整理券などで乗った際、車掌さんに申し出ると、穴をあけるタイプの乗車券を発行してもらえる。

喫茶店で注文をとる伝票サイズで、駅名や日にちなどが一覧で書いてある。該当の箇所に穴をあけ、乗車券として使うようだ。穴は2mm程度、その穴をあけた際のゴミはそのまま床に捨てられるという。ちょっと衝撃だった。床に見える白いものが穴をあけたゴミ。

走っているのは元東急

元東急7200系電車が豊鉄渥美線では走っている。列車は3両編成、1両の全長は18mだ。
東急では2000年まで同型のモデルが走っていたとのこと。古いものは1960年代に作られている。

車両中間にある方向幕らしき箇所がカバーされているところを見ると、譲渡された雰囲気を感じられるのだ。
同型の車両は大井川鉄道でも見ることができるとか。

新豊橋駅にて。
17時45分に出発するのは1番線の列車。こちらに乗れば間違いない。
発車間隔や、乗るべき車両の案内、迷わないで乗ることができるので、ハートフルだ。

知らない電車に乗ってみて

日常では接点のないところも、電車に乗れば簡単に行くことができる。交通系ICカードで乗車できるようになったことも、旅先でのハードルを下げてくれる。

いつもと違う空気を感じられるのは、僕の非日常、相手の日常、そのちょうど重なったところだと思う。たまに、どこか知らないところで、ちょっとだけでも冒険してみるのは、意外と刺激が多いものだった。

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