目次
恐るべし帰省ラッシュ
帰省ラッシュを舐めていた。この一言に尽きる。
名古屋から大阪、つまり下りの新幹線は軒並み「×」マークだった。
帰省の時期、東京に向かうことはあったけど、大阪に向かうことはあまりなかった。新幹線よりも近鉄を使っていたこともあるのだけど。
新大阪・博多方面は「×」が並んでいる。指定席もグリーン車も。
「自由席」という選択肢
満席の電光掲示板を眺めていても、一向にらちがあかない。だから自由席で移動だ。
といっても、自由席が空いている可能性は非常に少ないし、乗車口に並ぶのも気が乗らない。
そんな時はデッキで体幹トレーニングだ。名古屋から新大阪であれば約50分、座らないという選択肢もあり。
自分のアドバイス通り、のぞみ153号に乗る
写真を撮りながらどの新幹線に乗ろうか。時計を見ると8時1分、頑張ればのぞみ153号に乗れそうだ。
名古屋駅の新幹線ホームは上り、下りの2つだけ。東京駅や新大阪駅のように、ホームがたくさんないので迷うこともない。
17番線、8時03分発ののぞみ153号に間に合った。この新幹線、実は11月3日に乗っていた。
その日の記事の中でちゃんと書いていた。
「名古屋駅08:03発なのでちょうどいい時間帯なのだろう」と。
まさにちょうどいい時間帯だったのだ
デッキでレッツゴー
デッキのいいところは、進行方向に向かって右側も左側も、どちらも写真が撮れるところ。
いつも以上にシャッターを切れるところ。
名古屋駅を出発し、京都駅に向かう。こっちは右側の写真。
こっちは左側の写真。
11号車のデッキはお気に入り。隣がグリーン車なので通り抜ける人も少ないので、落ち着いていられる。
車窓は楽しい、ワクワクする
いつもは地図で見ているそれをリアルに見ることができる。
例えば新幹線の車両基地へ続く線路。
冬の澄んだ水
併走する高速道路
あっという間に岐阜羽島駅だ。停車しているのはこだま695号。
と、もう1車両。
いつも以上に真剣に見られる車窓
デジカメだから気軽にシャッターを切れる。秩序ある並びのカンガルー便さん。年末っぽさを感じる。
大垣市にある市民プール。夏以外はただのオブジェ。
東証一部上場のイビデン。本社があるのは岐阜県大垣市。
岐阜県を流れる一級河川「杭瀬川」では、じいちゃんばあちゃんがグランドゴルフをしている。
そんな日常を眺められるのも新幹線の面白さ。
名古屋から新大阪方面に向かうと。岐阜羽島当たりで名神高速の上をパスする。
大垣付近では、大垣西インターと、養老ジャンクションをつなぐ道路が新幹線の上をパスする。
看板を探すのも面白い。誰もが知ってる「727COSMETICS」の看板。
三和シヤッターの岐阜工場
石材屋さんが見えてくると、関ヶ原あたりを走っていることになる。
名神高速とは近付いたり、離れたり、なんとも微妙な距離を保つ。
誰もが知ってる「727COSMETICS」の看板、再び。
名古屋~京都あたりだと東海道線に近付くことも少ない。奥の方に見える架線は在来線のそれだ。
「せんねん灸」を見て、まもなく米原だということを認識する。
いよいよ米原だ。
のぞみ153号、米原駅通過。
新幹線の研究センターに、たくさんのトンネル
米原を通り過ぎるとすぐにあるのは、新幹線の技術センター。
ヤンマーの建物には温度計が。今日の気温は4度。ちょっぴり新幹線も写すことができる。
おおよそ、米原から京都までは天気がイマイチなことが多い。どんより冬らしい天気なのだけど。
天気がコロコロ変わる速さで走る新幹線、恐るべし。
新幹線の線路沿いには工場が並ぶ。
ラーメン本陣、いつも気になって眺めているお店。
突如として現れる不自然な高架。ちょうど真ん中を電車が走っている。それをパスするためだろう。
こちらは日清の工場。カップヌードルのタンク?がいい目印に。手前にあるのは安藤記念館。
川重のボイラ。ボイラといえば三浦工業のイメージがあるのはCMのせいだ。
また名神高速に近付く
住宅の雰囲気がガラリと変わる。もうすぐ京都駅だ。
進行方向右側に見えたのはスーパーはくとだろうか。
京都タワーも見ることができる。
京都に到着。反対側のホームに停まっているのは700系の新幹線。のぞみ308号だ。
京都駅を出発、新大阪までは13分
左を向いて、右を向いて、写真を撮っていたらあっという間に京都駅。目的地の新大阪はあともう少し。
京都駅では近鉄にも出合える。
京都駅を出てすぐ、桂川を渡る。
ローズふとん、ローズテクニーでお馴染みの京都西川/西川ローズの事業所。
日本電産の事業所もある。
新幹線の線路を阪急が走っていた過去
進行方向右側に注目していると、阪急電車と併走する箇所がある。阪急の大山崎駅から上牧から少し先までの区間。過去にこの区間は新幹線の線路上を阪急電車が走っていた。56年ほど前のことだ。
当時、地上を走っていた阪神電車だったが、新幹線開通に伴いを高架化する必要があった。その工事期間中、先に完成していた新幹線の線路上を迂回路として阪急電車が走っていた。
まだ新幹線が開業する前の話。レール幅が同じだったこともあり、新幹線のレールの上を走ったという。
阪急電車と併走している間に京都府から大阪府へ。少ししたらイオン高槻が見えてくる。まもなく新大阪だ。
新幹線の車両基地。ここには山陽新幹線の車両も停まっている。
車両基地の西端で大阪モノレール、近畿自動車道とぶつかる。
定刻で新大阪に到着
のぞみ153号、定刻にて新大阪駅に到着。8時03分に名古屋駅を出発し50分。写真を撮っていたらあっという間に新大阪だ。
このあと、のぞみ153号は1時間かけて岡山へ、もう30分かけて広島へと向かう。
あっという間、どうもお疲れ様でした。
生きることは動くこと
運賃…5,940円
距離…186.6km
CPK…31.8円
(※Cost Per Kilometer)
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